もう、どうでもよくなった。 (ページ20)

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20話ページ20

『そうですねぇ、俺は正直どうでもいいんです。この世の中に期待も何もないので。でも、俺は１回ヒーローが全てのこの世の中に絶望しました。
ヒーローがずっと甘い汁啜って生きて来たことで俺たち敵がいることを思い知らせて、世の中に絶望を与えるんです』

『世の中の人達がヒーローを信じなくなり、互いに罵り合う、そんな世になったら俺たちが追い打ちをかけてやるんです。』

『そうしたら世を壊すことなんて片手でも出来る。誰も真の希望を求めなくなり、邪魔者は消える。俺たち日陰者が生きやすい世の中にすることです。』

乙矢は恍惚とした笑みを浮かべながら話した

『ステインさんがすることを否定する訳ではありませんが、ヒーローを何人殺した所で変わらないものは変わらないんですよ』

ス「餓鬼にしてはなかなか面白い信念を持ってるな
お前達と俺の目的は対極にあるようだが」

ス「"今を壊す"この一点に於いて俺たちは共通している」

死「ざけんな帰れ死ね "最も嫌悪する人種"なんだろ」

ス「歪な信念の芽がお前には宿っている。お前がどう芽吹いていくのか・・・始末するのはそれを見てからでも遅くはないな」

死「こんなイカれた奴がパーティーメンバーなんて嫌だね」

黒「彼が加われば大きな戦力になる、交渉は成立した！」

ス「要件は済んだ！"保須"へ戻せ

あそこにはまだ成すべき事が残っている」

それだけ言ってステインは消えていった

また弔さんの傷口に包帯を巻いた