もう、どうでもよくなった。 (ページ21)

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21話ページ21

─保須市─
ズズ・・・

死「保須市って思いの外栄えてるな・・・」

ス「この街を正す。それにはまだ犠牲がいる」

黒「先ほど仰っていた"やるべき事"ですか？」

ス「お前は話がわかる奴だな」

死「いちいち角立てるなオイ」

ス「ヒーローとは偉業を成し遂げたものにのみ許される"称号"！・・・多すぎるんだよ英雄気取りの拝金主義者が！

この世が自ら誤りに気づくまで俺は現れ続ける」

死「あれだけ偉そうに語っておいてやる事は草の根運動かよ、健気で泣けちゃうね・・・」

『ステインのやり方は間違ってはないけど、効率的ではない、あんなやり方じゃ生涯かけても無理ですね』

『"ヒーローは偉業を成し遂げた称号"。ステインはヒーローを過大評価し過ぎだ。俺には私欲に塗れた、ただの薄汚れた人間にしか見えないな』

ステインのやり方がヒーロー側にいい意味でも悪い意味でも影響を与えてるのは事実だが

死「やっぱ合わないんだよ根本的に・・・ムカつくし。黒霧、脳無出せ」

死「俺に刃ァ突き立ててタダで済むかって話だ
ぶっ壊したいならぶっ壊せばいいって話・・・ハハ」

死「大暴れ競走だ

あんたの面子と矜恃潰してやるぜ、大先輩」