ラブシチュエーション 《 Nishitaku 》

#恋。 ページ31

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最近西村拓哉に、好きな人が出来たらしい。

いや、最近ではないらしいけど。




結構色んな噂流れてんねん。



「ニシタク告るらしいで」とか

「西村好きな子おるらしい」とかとか。





友達によると、その好きな人は最近出来たわけ

じゃないんやけど、今になって誰かが

広めだしたらしい。アホやろ。








だから本人に事情聴取。仕事の速さナンバーワン。





「好きな子できたん？」

西村「は？(笑)」




ゲームしてる時に聞いたからこの返答。

…あ、勉強しないと。←








「なんかめっちゃ言われんねん最近。
ニシタク告るらしいで〜とか、好きな人おるって〜とか。めっちゃみんな私に言ってくるんやけど、なんで？」





西村「そーなん？そんな噂流されてるんや(笑)俺有名人やん(笑)」

「ある意味ね。」

西村「待って、俺なんもやらかしとらへんのやけど！(笑)」

「で、どーなの？」








西村「俺そんなん言われとるん知らんかった(笑)
Aと俺が仲ええから言われるんちゃう？俺らお年頃の男女やしそれくらいみんな言うやろ(笑)」




「あ、…そっか、うん」





なんか拓哉にはその程度なんやな〜って痛感。


私は拓哉のことずっと男として好きやけど、

やっぱ鈍感なんやな。気づいてへんのか。



お年頃の男女やからそれくらい言うんか、へえ。

じゃあ風雅達もそういうこと？…なんやな。






西村「なんで？逆にそれが気になったん？いつもそんなこと聞いてこーへんやん」

「んーなんとなく？最近頻度増えたし。
それに拓哉のファンクラブやってできてんで？」



せやねん、拓哉が部活引退したくらいから

西村拓哉ファンクラブできてん。

同時に、大西風雅ファンクラブも出来て。




主にうちらの後輩、1.2年が入ってるらしいんやけど、まー結構変な子ばっかやねん。



西村「俺愛されてるやん！(笑)」




ほんまにこの男は。アホか。




「まあそれくらい拓哉に取ったら普通、か」


西村「普通では無いけどな(笑)」




ヘラヘラしんといて欲しいわ〜〜ほんま女心わかってへん。





西村「ファンクラブ出来たとか、ようわからんけど、俺は女子ん中ではAが1番やし、1番そばにおって欲しいと思ってるし」






「…ん、わかった。」




なんかモヤモヤするけど、

拓哉がそうやって言ってくれたから、

そばにいることにした。

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