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どろどろとして、今にも溶けてしまいそうな切なさ。
よみがえる。
大切な人を信じられなくなってしまいそうになったあの日。
拓哉くんのものに彫られた文字と、元カノのものに彫られた文字。そして、切ってしまわない限り、腕から外すことができないアクセサリー。
きっと、二人にしか分からない意味がある。
分からない。分からないからこそ、胸が締め付けられる。
肝心の拓哉くんは、先生に喋りかけられ、あの会話は聞こえていなかったらしい。
「あ、そうや、こんぺいとう持ってきてんけど、食う？」
ちょうどその時、先生と喋り終えた拓哉くんが帰ってきた。
私の心など何も知らない彼には、何の罪もないけど、それでも胸の奥につかえているモヤモヤは、吐き出されることも消えることもない。
「拓哉またそれ食っとん。好きやな〜。俺にもちょーだい」
「ええよ、何色？」
「んー、白」
「西村先輩！私もいいですか？」
「はい、何色？」
「じゃあ…恋してるので、ピンクで…///」
はにかみながら、みなみはピンクのこんぺいとうを口へと放り込む。
「Aは？」
拓哉くんは、私の目の前に手のひらを差し出した。
断れる状況じゃなくて、渋々こんぺいとうの色を選ぶ。
白、黄色、黄緑、オレンジ、水色。
ピンクもあと1粒だけ残っている。
私は、水色のこんぺいとうを手に取ると、ひょいと口へ投げ入れた。
ガリガリと音をたてて、噛み砕いていく。
今は、みなみのようなフワフワしたピンクの気持ちにはなれない。
青まではいかなくても、それに限りなく近い水色。
3人が全く同じ表情で私の横顔を見ていたのが、ひどく印象的だった。
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アババ - はんなり豆腐さん» いえいえ笑こんな駄作を読んで頂けていることに感謝です…！ (2020年4月7日 20時) (
レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
はんなり豆腐(プロフ) - アババさん» うるさいやつですがそんなに優しく言っていただいて嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年4月7日 19時) (レス) id: dba7803696 (このIDを非表示/違反報告)
アババ - はんなり豆腐さん» もう、全然構いませんよ！逆に読者の方々とやり取りできるのは、ジャニオタとしても作者としても嬉しいかぎりです…！ (2020年4月7日 11時) (レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
はんなり豆腐(プロフ) - アババさん» はい！もーアババさんがうざって思うぐらいコメントさせていただきます！ (2020年4月7日 1時) (レス) id: dba7803696 (このIDを非表示/違反報告)
アババ - はんなり豆腐さん» うわー、マジですか笑お話の構成うまくいってないかなーって思ってたんで安心しました…(ホッ 続編でもご感想お聞かせくださいね！ (2020年4月6日 16時) (レス) id: fcf1d7c074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アババ | 作成日時：2020年2月16日 17時
