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逆先side
朔間「おう 何じゃ 今日も
あの子に会いに行くのか」
渉「ええ 出来る限りは
顔を出したいので」
朔間「調子は どうなんだ？」
渉「咳が酷くまだ本調子ではないですねぇ」
あそこに居るの八 零兄さんと師匠
夏目「こんな所でどうしたノ」
朔間「おー 何じゃ 逆先くんか」
渉「これからお見舞いに行くのですよ」
夏目「お見舞いって 誰ノ」
渉「そうですねぇ。かよわいお嬢さんが
苦悩する程の治す事の出来ない病気
私は そのお嬢さんに生きる素晴らしさを
教えて居るのですよ」
朔間「もう会いに行って1年が経つのかの」
渉「はい 長い月日でした」
夏目「どうして兄さん達が
そこまでする必要があるノ」
渉「おかしな事 言いますねぇ」
朔間「あの子を見てると 何でか分からんが
笑って生きてほしいと そう
思ってしまうんじゃ」
渉「私たちは人々に笑顔を届けるのが仕事です
誰かなんて関係ないんですよ」
兄さん達がそこまで考えて思ってる
その子に会ってみたいと思っタ
夏目「師匠 僕も行っても良いかナ」
渉「勿論 大歓迎ですよ」
朔間「また時間が出来た時にでも
吾輩もお見舞いに行くとするかの」
渉「ええ その時を楽しみにしています」
師匠の後を追ってその子が居る
病院に向かっテ
初めて会うその子は一体どんな子なのか
少しばかり
楽しみにしている僕ガ 心の底に居タ
渉「ここです。霧野さんは
今日も素敵な笑顔で迎えてくれるでしょうか
おや？ また一人で泣いているのですね…」
夏目「師匠…」
病室の中から啜り泣く声が
はっきりと聞こえてくル
コンコン
渉「こんにちは 霧野さん
今日は 綺麗なお花をお持ちしました！」
夏目「こんにちは」
『こんにちは！日々樹くん』
初めて彼女を見テ 明るく接して
話す彼女に 目を奪われタ
キラキラと笑う彼女に鼓動が早くなるのを
感じテ 身体が熱くなル
渉「ほら 霧野さんに目を奪われてる所
申し訳ないのですが 挨拶をお願い出来ますか
私は この花を花瓶に飾りますので」
夏目「えっ…ト…初めまして
師匠の後輩の逆先夏目です
よろしくネ」
『よろしくね 逆先くん！』
ふわりと笑う彼女にまた一つ溺れていク
夏目「/////」
渉「おや？顔を赤くして
どうかされたのですか？」
夏目「なっ…何でもないヨ…」
初めて君と会えた日
今も覚えているヨ
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takuto14106843(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！気に入ってくれて嬉しいです！ (2020年5月28日 21時) (
レス) id: 8fae742cd1 (このIDを非表示/違反報告)
のん - この作品凄い好きです…！良い作品をありがとうございます……！ (2020年5月28日 21時) (レス) id: b1f19877ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：takuto | 作者ホームページ：http://hatunemiku
作成日時：2020年4月21日 2時
