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コンコン
渉「今日も会いに来てしまいました
ご加減の程はどうです？」
『うん 少し咳が出る程度で』
渉「余り無理をされてはダメですよ？」
『分かってるよ ありがとう』
渉「いえ それより私のお話を聞かせて
あげましょう♪ 今日のはとびっきり
素敵なお話ですよ」
『是非 聞かせて下さい』
渉「ええ では始めますね」
日々樹くんの作る物語はとても
暖かくて透き通るような優しい声
陽だまりの中に居るみたいに
渉「どうでしたか？」
『とっても素敵でした』
渉「そうでしょう？ おや？」
『どうかしました？』
渉「いえ その花瓶 何も入っていないな
と そう思っただけです」
『これは…前の花が枯れてしまったので
けど大丈夫です！お花くらいなくても！』
渉「そうでしたか。では次 お見舞いに
来る際には 色とりどりの花たちを連れて
霧野さんに会いに来ますね」
『ありがとうございます』
渉「それでは私は そろそろ」
『またお見舞いに来てね 日々樹くん』
渉「勿論です 貴方の日々樹渉ですから」
彼が帰ってしまい一人ぼっち
突然 孤独と寂しさが
込み上げてくる
『まだ…生きたいよ…けほっ けほっ』
聞く所によると
彼は夢ノ咲学院の生徒で
fineとゆうアイドルグループの一人で
私なんかよりキラキラしてる人
『私の為に お見舞いに来てくれる
そんな人は ママ以外始めてだよ…日々樹くん』
コンコン
『はい どうぞ！』
し折れた心を無理矢理 戻して
明るく声をかける
母「お見舞いに来たわよ 遅れてごめんね」
『ううん 大丈夫だよ』
母「あら 椅子が出たまま
誰か来ていたの？」
『そうだよ 来てた』
母「そうだったの？何処の人？友達？」
『うん 友達…かな！』
母「そう 良かったわ
塞ぎ込んでた貴方にも友達が出来て」
『そうだね 感謝しなきゃ！』
母「あっ これ果物
細かくしてあるから食べられるでしょ
消化に良いモノ…だもんね」
『大丈夫だよ！私は元気だから』
そう 私は元気
母「そうね！それじゃまた来るわね！」
『うん また』
彼が教えてくれるから
私が生きてる意味を
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takuto14106843(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！気に入ってくれて嬉しいです！ (2020年5月28日 21時) (
レス) id: 8fae742cd1 (このIDを非表示/違反報告)
のん - この作品凄い好きです…！良い作品をありがとうございます……！ (2020年5月28日 21時) (レス) id: b1f19877ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：takuto | 作者ホームページ：http://hatunemiku
作成日時：2020年4月21日 2時
