平常心 ページ10
A)ううん 何でもない
(伊黒)なら さっさと行くぞ
暗がりを再び 2人で歩き出す
沈黙がどうしても来てしまう
A「あっ ここ? 宿」
(伊黒)「他に何処にあると思うんだ」
A「まあ そうだね」
門をくぐり女将さんに 部屋案内をしてもらう
当たり前だが 部屋は別々
A「それじゃ また明日」
(伊黒)「明日も仕事がある 早く寝ろ」
私に 指を指しながら言ってくる
A「分かってますー」
部屋に入り 一段落した後 ご飯食べ
お風呂に入る そして安眠
私は 認めない
それに 記憶にないんだから仕方ないし
私が 何千年も生きていられるはずもない
きっと 誰かと勘違いしているんだ
A「じゃないと 説明つかない」
朝になり目が覚める
外からは 鳥の囀りが聞こえる
しばらく ぼっーとしていると
(伊黒)「俺は 先に行く
お前も早くする事だな」
A「え! あっ 待って」
(伊黒)「待たない」
そそくさと宿を出ていく伊黒さんを
ただ 見ている事しか
A「私も早く 支度して行かないと」
取り敢えず私も戻る事にした
昨日 通った道を突き進んでいく
そういえば こうゆう風に
伊黒さんとあんまり話した事
なかったなぁ 基本的に
伝えないといけない時くらいでしか
ほとんど話さないからなー
A「本当は 何してたんだろ
確か あの辺は 鬼は出てないはず
けど あの伊黒さんが 仕事ほっぽくなんて事
あるとも思えないしな」
考えても分かる事じゃないので 考えを辞める
私は 黙々と帰っていた
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作者名:takuto | 作者ホームページ:http://hatunemiku
作成日時:2020年1月28日 3時