一緒に仕事 ページ2
無言のまま 目的地に向かう
最初に会った時から あまり話さない
悪い人では ない事は知っている けど
彼の 話かけてくるな オーラが凄くて
話かけられていない
(時透)「何で 君と仕事なんだろ」
A「私も 分からないかな」
(時透)「……」
空気が重い
元々 時透くんは 誰かと馴れ合わない
A「あの」
(時透)「何」
A「さっきの風で
頭の上に 葉っぱがついてる」
(時透)「そう 自分で取るから」
また 沈黙が訪れる
A「っ。鬼が近くに居る」
(時透)「勝手に行くなよ!」
私は 咄嗟に走って
鬼が居るであろう場所に行った
A「人が…」
(時透)「居た 鬼は 何処」
A「ちょっと待って
ダメだわ 見失った」
(時透)「使えないなぁ」
A「ごめんなさい
私がもっと 速く行ってれば」
(時透)「謝った所で何もならない
そんな暇があるなら 探せよ」
A「うん」
前に比べて 足の速度が低下してる
私 やっぱ ダメなのかな
(時透)「僕は向こうを見る
君は あっち」
A「今は やるしかない」
二手に別れて 鬼を探す
これって いつもと同じ
血や死体は あるのに
肝心の鬼が居ない
一体…何
(時透)「居た
霞の呼吸 壱ノ型 垂天遠霞!」
A「鬼の悲鳴?倒したの」
私より先に 時透くんが鬼を見つけ
鬼を倒した
一先ず 仕事は 終わりだけど…
私ってこんなに 役立たずだったっけ
(時透)「僕が鬼を倒した
仕事は 終わり 帰るだけ」
A「ありがとう
鬼を見つけて 倒してくれて」
(時透)「あのさ もう
剣士 辞めたら
その程度の 実力なら 辞めた方が良いよ」
A「え?」
剣士を辞める?
確かに 足でまといだけど…
どうしたら 前みたいな 実力を出せるの?
教えて 凛花 玲音…
弱気な自分が嫌になる
前を向くと決めたんじゃなかったの
ああ もう 戦う事すら ダメになったのか
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