拉致から始まる恋物語【河上万斉】

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「………いや、合っているでござるよ」




彼女の魂は、とても軽やかで、馬のギャロップのようだ。


芯が通っていて、とても気に入ったでござる





「で、なんの用だ？鬼兵隊の、河上さん？それとも、楽曲提供か、つんぽさん？」



「知っているでござるか、拙者の事」




「もちろん、情報屋舐めんなよ」




「で、要件は？ 早く店じまいしたいんだが」




そうでござったな




「この町にいる薬を販売している犯罪グループの拠点を知りたいんだが……」




「あー……それなら５万でいいぜ」








５万か……




パサ



「まいど、 で、薬を売っている奴らね……そいつらは鶴派って言うグループで拠点は山の向こう側にある川の近くの建物だ」




え、ツ○ハ？


「○ルハでござるか？」



「ああ、ツル○だ」





山の向こうか……それは考えもしなかった…てっきり町にあると思っていたでござる…





「こん位で十分か？他に知りたいことは？」



「主の、名前は？」



「ん？俺の？ んー……鈴鹿Aだ」



鈴鹿A……いい名だ…




「鈴鹿殿、性別を聞いても宜しいでござるか」



「隠したところであんたにはバレるよな………女だ。」




まあ、拙者は性別などどちらでも良かったでござる、



決めたでござる






「鈴鹿殿、鬼兵隊に来ぬか？」





「ふぇ？」

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