拉致から始まる恋物語【河上万斉】

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まぁ、そんなこんなで帰ってきました。

鬼兵隊の船に。てかこれって宇宙行けるんだーワースゲー。



「A殿、そろそろ歓迎会が始まるでござるよ」



先ほど俺の心をﾄｩﾝｸさせた万斉さんが急かすように会場へ案内する。









「よう、遅かったな。主役が来ねぇんじゃ始まらねぇぜ」


「晋助、すまぬな、買い物に少々時間がかかってしまった」



「まあ、いいさ。」






「お前ら、今日から鈴鹿Aが鬼兵隊に入る！存分に飲むがいい！」



「「ウオオオオオ！！かんぱーい！！」」」







席に着くや否や、宴は一気に騒がしくなった。

こんなに気抜いてていいのか？テロリストだろ？



「A殿、そんなに気を張る必要はないでござる。さ、気楽に呑むでござる」



隣に座っている万斉さんが俺のコップに並々に酒を注いだ。


「こんなに飲めません俺。酒は弱いから」



「では拙者が飲ませてあげy」

「A！となりいいっスか？」


「ナイスフォロー、また子。助かった、隣どうぞ」



「Aは酒、弱いんスか？強そうな気がするんすけど」



「うーん、まぁ人並みかそれ以下かな？ここの人たちは皆良く呑みそうだな」



「晋助様はメチャクチャ強いっすよ！！万斉先輩は普段はあまり呑まないッス」



「へー」




「あ、A！晋助様がAに用がある感じにこちらを見ているッス」


「ちょっくら行ってくる」

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