拉致から始まる恋物語【河上万斉】

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バーミリオン

決死の思いで吐いた河上さんの名前に近い言葉


いやだってさ、



あんなイケメンに壁ドンされて耳元で囁かれて名前呼べって言われて驚かないやつおる？！！


俺はヘタレなんだよ！
あんなイケメン見たことない、

実家の回りには鹿と熊しかいなかったもん…



「…あー、…A殿」


「はい」


「まあ、おいおい拙者の名前を呼んでくれたらいい。急かしはしないでござる」




「話を本題に移すでござる」


あ、本題？
なんの話だっけ？


「名前殿の必要な物を買いにいきたいのでござる」


あー、言ってたねそんなこと


「あ、じゃあさ、俺の店に戻っていい？取りたい資料とかあるからさ」


「……拙者も付いていくが、いいでござるか？」


うん、もう俺の自由は消え去ったのだね


「…いいよ、」


「いつから行くの？」


「今からでござる」


まじか(^o^)





「では、デートに参ろう」



「やだから、違うって。付き合ってないから………もう疲れた」

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