拉致から始まる恋物語【河上万斉】

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ＡＭ８：００

チュンチュン……






…ん、……


もう朝か……



あれ？俺の部屋ってこんなに明るかったっけ？

スズメ鳴いてたっけ？



なにか違和感を感じ、起き上がろうとした。





けど起き上がれなかった。





横を見ると…





「おわぁっ！！？」


目の前にめちゃくちゃかっこいいイケメンさんがいる！

顔めっちゃ綺麗……


しかも抱きしめられてる……







俺昨日何した……？









あ、思い出した。


鬼兵隊の河上万斉に拉致られたんだ。


で、一緒の布団で寝たんだ。

なーるーほーどー………









ガスッ


「おいコラ起きやがれこのくそ野郎！！！！なんで俺とお前が一緒の布団で寝ているんだよ！！」



蹴ってやった、が、



「………ん、…まだ、寝るで、ござるよ………」


いやいやふざけんな、早く起きろ。早く俺を解放しろ。


「っくそ……抜け出せねえ、コイツどんだけ力強いんだよ……」




もぞもぞと河上さんの手から逃れようともがいていると




ギュウ

「っわ！」

余計に近づけられました





あっちょ、待って……近いっす、あの、その、

綺麗な胸板が目の前に…


上を見上げると、河上さんの綺麗なお顔が……



あ、目開いた




「ん…………鈴鹿殿…？おはようでござる……」


「はいおはようございます早く俺を解放してください」



「………鈴鹿殿の身体は、…柔らかいでござるなぁ………」


セクハラ言ってねえで話聞けよこのイケメンが





「……おやすみでござ、る………」



「っは？！！寝るの？！今起きたよね、オイ！」






この後、一時間寝た

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