一歩 * 02 ページ9
マサイ side
本当はもっと早くに連絡先とか飯に誘ったりとかしたかったんだ。でも、遠征で中々時間が取れなかった。らしくないと言われようと、考えれば考える度に、どうしても会いたくて、待ち伏せという、ストーカーとも思えるような手段に出てしまった。それなのに。
「あ、えっと・・・あ！樹里ですか！居酒屋にも一緒に居た私の友達！あっ、でも最近樹里は彼氏が出来て・・・」
俺がAちゃんの友達を誘いたいと思ってるらしい。どうして、目の前の自分をすっ飛ばしてそう言う考えになるのか。終いにはおかしくなって笑ってしまった。
彼女はなんが何だかわからないという表情で徐々に顔を赤らめていく。
マ「ふふっ、すみません、おかしくて。でも、俺、Aちゃんと、ご飯に行きたいんだけど、どうですか？」
そう伝えると、やっと自分宛だった事を理解したのか、更にあたふたとしはじめる。
「えっ、私、ですか？なんでっ」
俺がフィッシャーズだからなのか、それともただ単にあまり馴れてないのか、顔を染めながら緊張ぎみに答える姿はなんとも可愛らしい。
マ「なんでって・・・一緒に行きたいと思ったから。ダメですか？」
「ダメとかでは・・・」
マ「あ・・・モトキ居た方がいいですか？」
「へっ！？ち、違います！いなくて、いいですっ」
マ「じゃぁ、決まり。これ、俺の連絡先です。登録したらスタンプでも何でもいいので送ってください。それじゃ、また19時に迎えに行きますね」
そのまま、自分のマンションに戻る。そして、一目散でシルクの部屋に向かった。
心臓はあり得ないくらいに脈打って、爆発するんじゃないかと心配になるくらいだ。
今になって不安が押し寄せる。
勢いでちょっと強引に誘ってしまった。冷静に考えるとめちゃくちゃだ。連絡先も、登録してくれるだろうか。
シ「なーに人んちのソファーでバタついてんだよ」
マ「あー、シルクー。こんな不安な事ってあんのなー・・・」
シ「そりゃお前が今まで来るもの拒まず去るもの追わずだったからじゃね？」
マ「それなんか聞こえ悪いぞ」
シ「だって。お前からなんて初めてじゃん？」
思い返せば彼女は今までにも何人か居た。学生時代だったり、友達の紹介だったり。全部に共通するのは向こうからアプローチされて、付き合い、そして、向こうに降られる。最終的にフィッシャーズが俺にとっての最優先で、彼女達はそれに納得がいかず、結果降られるのだ。
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
