その瞬間 * 01 ページ27
A side
モトキくんと偶然会ったあの日から、おかしい。おかしいといっても、普段は特に何ともなくて。ただ。
"Aちゃん、おつかれ！明後日の夜、飯一緒にどう？"
"今度前に話してた映画観にいかねぇ？"
"今家で飲んでんだけど、シルク達もいるしAちゃんもどう？"
今までは受けられたマサイくんのお誘いが、何故かYesで返せないのだ。本当は凄く行きたいし、話したい。でもそう思えば思うほど、わからない感情が支配していく。ファンだから？でも、これは。
そこまで思っても、こんな私がと考えると可能性のなさに、怖くなる。だがらそう、ただのファン。フィッシャーズのファン、ただそれだけのこと。
煩くさく脈打つ胸に手を宛て深呼吸をする。
"お誘いありがとうごさまいます。今日は友達とご飯の約束をしていて。本当に毎回ごめんなさい"
送信ボタンをタップする。
こんな事を続けてそろそろ１ヶ月。いい加減にどうにかしなければと思ってはいるものの、唯一の解決策はきっと、フィッシャーズとの関係を切ること。
偶然居酒屋で見かけて、偶然ご近所さんで、そして仲良くなって。本来ならばこんな事、夢のまた夢。
フィッシャーズは画面の中の人たち。いつも通り、夜に動画を見る。私はモトキくんのファン。彼の笑顔に癒される。そう、今まで通りに戻ればいい。
「俺にも興味もってよ」
ふと浮かぶ声に、真剣な表情に。
また。
なんで・・・マサイくんが・・・
頬に集まる熱、デスクに顔を伏せる。
同僚「どうしたの、Aさん」
隣のデスクの同僚の声に、視線を。
どうしたのかなんて、そんなの。
「私も、それ知りたいんですよね、ははっ」
力なく浮かべた笑みに、同僚が不思議そうに首をかしげた。
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
