譲れない ページ26
マサイ side
モ「お邪魔しまーす」
ホームページの編集に没頭していたら、もうメンバーが集まってくる時間になったようだ。
一度始めてしまうと、時間を忘れてのめり込んでしまうのは、集中力があると長所としてとるべきか否か。
時計を見れば、集合時間よりも15分ほど早かった。
マ「モトキが一番乗り」
モ「いぇーい」
いつも通りの時間が始まる、そう思って居たのだが、モトキの一言がそれを変える。
モ「今、途中からAちゃんと歩いて来たんだ」
何でコイツばっかり。
そう思ったのは確かだったが、こればかしは偶然なので、どうしようもない。
モ「ふふっ、そんなに分かりやすく拗ねなくても」
目に見えて表情に出てたなんて。
マ「へぃへぃ、どうせ分かりやすいですよ、俺は」
モ「ふふっ、拗ねない拗ねない」
そう笑いながら"あげる"と缶コーヒーを。
プルタブを開け一口飲めば、苦味が広がる。
再びパソコンに視線を。他のメンバーが集まるまでとまた編集に取りかかる。モトキはモトキで、ソファーに移動しスマホでゲームを始めたらしい。
今日の撮影は何をするんだろうか。そんな事をぼんやり考えていると。
モ「マサイはさ、"すき"ってなんだと思う？」
質問の内容の意味がわからず、一瞬固まる。
マ「・・・え？お前誰か好きな奴いんの？」
それにしても、そんな質問するなんて。
恋愛初心者か？いや、そんなわけないのは知っているけど。
モ「俺じゃなくて。Aちゃんがさ」
"え？"と声にした後にモトキがニヤリと笑う。また分かりやすい反応をとってしまった。それより。
彼女がその質問をモトキにしたのか。
"すき"とは何か。哲学の話なのか。
そもそも、この質問が出る意味は。モトキに聞く意図は。頭の中には次々と疑問が浮かんでくる。が、一旦は。
マ「モトキは何て答えたん？」
俺の質問が意外だったのか、一瞬止まって、少し真面目な表情で話し出す。
モ「ふとした瞬間にその誰かを思って心が動くのであれば・・・てね」
Aちゃんがその話を聞いて思い浮かべたのは誰なのだろうか。
目の前のモトキ。俺の全く知らない誰か。
そこに少しでも俺が入り込む隙はあったのだろうか。それでも、俺であって欲しい気持ちが溢れてくる。
「マサイくんっ」
あの笑顔を俺に。
モ「あんまりのんびりしてると誰かにとられちゃうかもね」
マ「・・・ん」
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めいみ(プロフ) - 善処さん» わあぁぁぁぁ(´；ω；`)ありがとうございます....！！読んで頂けるだけでも嬉しいのに(´；ω；`)本当にありがとうございます！！！これからもどうぞ宜しくお願いします(*´ω｀*)♪ (2019年10月19日 15時) (
レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - マさん可愛いすぎます！いつも楽しく拝見してます。私もお話を読む度に一番右の星を押してしまいます。既に押してあるので反映されませんが… (2019年10月19日 14時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - らいあさん» めっちゃうれしいです、ありがとうございます（；△；）コメントも評価もお気に入り登録も、本当に支えになります！！こんな自己満妄想なお話ですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 7fd022a576 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - 1つの話更新されて読むと指が勝手に1番右の星押すんです、でも既に押してあるから評価できないんです… (2019年10月18日 19時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - バニレさん» 難しい言葉は私がわからないので基本出てこないかと思います(笑)「1つずつ」は05で終わりですが、次の話はカッコイイマサイくんとは遠いかもです、ごめんなさい(笑) (2019年10月18日 0時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meimi | 作成日時：2019年9月25日 21時
