【刀剣乱舞】手抜きの刀 (ページ3)

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刀剣女士とはページ3

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『…なるほど』

それから、私はいろんな話を聞いた。(聞かされた)

まず、主達は今まで刀剣女士を見たことがなかったということ。

その次に、まず刀剣女士はあるはずのない存在だということ。

これは政府にも確認したという。

最後に…

『…私についての記録が全く残ってない？』

主「そうなんですよね…色々調べてみましたが…」

長谷部「他の本丸の審神者にも協力してもらっているが…」

情報が見つかる可能性は低そうですね、と主がため息を吐く。

『でも…そんなの私に聞けばいいのでは…？』

そう言った瞬間。

ふと、頭の中が真っ白になった。

＿＿＿＿＿私は…

Aだ。そう私の名前はA。

名の由来は思い出せないけれど、確かに私はAなんだ。

誰に打たれた？思い出せない。

優秀な刀工が酔った勢いで打った、という事ぐらいしかわからない。

…元の主は？
………元の主は誰だ？

わからない。

『…思い出せない。』

その言葉を聞いて、長谷部と主は顔を見合わせ

「やっぱりか」

という顔をしていた。

長谷部「刀剣自身の記憶は現代に残っている記録に比例している。」

主「…だから…記録が残っていない刀剣であるAは記憶がほとんどない…という訳なんです…」

主がうつむきながら言った。

主「すみません…」

『…いいや。主が謝る必要はない。記憶がないなら作ればいいのさ。何はともあれ…これからよろしくお願いするよ主。』

そう言って主に一礼した。