【呪術廻戦】最強は2人もいりません【五条悟】 (ページ9)

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「お待たせー！」

『待たせちゃってごめんねー』

本日の任務？は3人目の新入生のお迎えだ。

少々遅刻してしまったのは仕方ないと思って欲しい。

「五条先生！……と？」

『あぁ、そっか。ちゃんと挨拶してなかったね。私は1年の副担任の一条 A。よろしくね、悠仁』

「よろしくお願いします、一条先生！にしても先生綺麗ですね！」

相変わらず元気そうな悠仁はどうやら素直さも身につけているらしい。

随分と良い子じゃないか。

「Aは僕の恋人だから手出しちゃダメだよ～悠仁。それより制服間に合ったんだね」

「五条先生の恋人って大変そ……いやなんでもないっす。でも伏黒と微妙に違うんだなー。パーカーついてるし」

「制服は希望があれば色々いじってもらえるからね」

『やっぱ悠仁って赤のイメージ強いしね』

2人で考えたんだけどなかなか良い出来で満足。

恵はいつも通り呆れてるけど、悠仁も満足そうだし結果オーライだよね。

「それよりなんで原宿集合なんですか」

「本人がここがいいって」

「あ、ポップコーン食べたい！」

『私クレープ！』

「生徒より生徒らしい人いるんですけど大丈夫ですか、五条先生」

「んー、でも可愛い彼女の言うことだしなぁ。Aはちょっとここで待ってな」

さすが私の彼氏はよくできた男だ。

普段はやらないだけで実は気遣い出来るんだから。

でもクレープ結構並んでるし時間かかるかなぁなんて思いながら柱に寄りかかってみんなを待っていると、スーツを着たおじさんが話しかけてきた。

「あ、どうも～。今お仕事中ですか？」

『まぁはい』

「実は今モデルさんを探してまして。自分こういう者ですけどお姉さん興味無いですか？」

『ないですね』

こんなにキッパリと断ってんのにまだ諦めない男に最早尊敬したくなる。

でも悟はいいとして生徒達の手前早く追い払わないとなぁなんて考えていると、男の肩に女の人の手が置かれた。

「ちょっとあんた、私は？」

この子が3人目の新入生か。随分と癖が強そうな子だ。

スカウトマンの方が逃げるというある意味貴重な場面を見せてもらった。

「おーい、こっちこっちー」

『あ、クレープ』

新入生のインパクト強すぎて忘れてたけど頼んでたんだった。

周りから少し注目されている悟と原宿を堪能している悠仁といつも通りの恵達をぞろぞろ引き連れて新入生の荷物を置きにコインロッカーに向かう。

今日もなかなか大変な一日になりそうだ。