【呪術廻戦】最強は2人もいりません【五条悟】 (ページ14)

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『で？これからどうするわけ？』

「悠仁はこっちで匿う。交流会までね」

『ま、確かにそれが最善かもね。それまでどれだけ強くなれるかな』

「僕らが徹底的に鍛え上げるんだ。そこらの呪霊は簡単に倒せるようになってもらわないとね」

せっかく生き返ったのに悠仁が可哀想になって来た。

あ、でも……

『私は主に他の1、2年を見てくるね。それにあの子たちの訓練時間増やすために私の任務結構増えたし』

あの子たちは悠仁が生き返ったことをまだ知らない。

だからそれを糧に強くなろうとしている今がチャンスだ。

直接アドバイスをしに行ける時間はあまりないけれど、あの子たちにはもう既に優秀な教師達がついている。

ならば私はその手伝いをしなければならない。

「Aも相当な生徒想いだねぇ。あ、そういえば今日早速訓練してるみたいだよ。僕も悠仁のところに行くし、Aも行ってみたら？」

『そうだね～、今日は夕方まで空いてるし顔出してくる』

ということで恵に場所を聞いてそこに行ってみたわけだが。

『……何してんの？』

そこでは野薔薇がパンダに振り回されて投げられていた。

「受け身の練習らしいですよ」

『あ、めぐみーん。任務お疲れ』

「ありがとうございます」

『2年のみんなも何だかんだ久しぶりだなぁ。おーい』

休憩中の恵しか私に気づいてくれなかったので呼びかけてみると、みんなこっちに来てくれた。可愛いやつらめ。

「おーA、随分久しぶりだな。相変わらず忙しいのか」

「悟とは上手くいってるかー？」

「すじこ」

『真希ー！相変わらずかっこいいねぇ。繁忙期過ぎたから割と落ち着いてきたよ。パンダは今日もモフモフしてるし、余計なお世話！あれ、棘見ないうちに髪切ったね。夏仕様でかっこよくなってるじゃん！……野薔薇は随分ボロボロになったね？』

「これで本当に強くなれんの！？」

確かに野薔薇の言うことはご最もだ。

ただ受け身の練習というのは思っている以上に大切なのだ。

野薔薇達はこれからもどんどん格上の相手と戦うことになる。

そんな時は大体吹っ飛ばされる。

『先輩達の言うことは信じて吹っ飛ばされな！』

「私の味方はゼロですか……」