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周りからいろんな音が聞こえてくる。
破壊音。
悲鳴。
赫子とクインケが交わる音。
次は自分に襲いかかってくるかもしれないと考えてしまい、小さな恐怖が私の体を支配しようとした。
“恐怖を飼い慣らした方が勝ち。”
その言葉を思い出して歯を食いしばった。
先に進めば進むほど何故か辺りは静けさが漂って、更に緊張感が張り詰める。
バシュゥゥゥゥゥ！！！
近くで何かが噴出した音が聞こえ、心臓がバクバクと激しく動く。体は行きたくないと言っているが、もしかしたら六月くんが危ないのではと思うと立ち止まってはいられなかった。
急いで音が聞こえた方へ走る。
道の突き当たりを曲がると、1人の喰種が六月くんに赫子を向けていた。
カナエ「それに“治る”ということは…多少ケガをしても良いわけだ。」
何を言っているのかさっぱり分からなかったが、攻撃しようとしているのは明らかだった。その喰種の体から生えている赫子は彼女を突き刺そうと俊敏に動き出す。
琲世は六月くんのところへ行き、私はクインケを展開して喰種の赫子を弾き飛ばした。その反動で喰種はよろめき、タイミングを見計らって瓜江くんが一発食らわせる。
相手は体制を持ち直して攻撃を仕掛けるが、私たちの方が人数的に有利。琲世と瓜江くんと不知くんが喰種に攻め入った。
いけると思った。しかし喰種の仲間が来て、分離させた赫子を壁のようにして道を塞ぎ、逃げていった。
私たちは追いかける術がなく、追跡を断念した。
和修政「和修だ。六月三等と合流したようだな。」
通信機から聞こえる和修政準特等の声は続けてこう言った。
和修政「客とマダムはアオギリの庇護のもと、この施設内のどこかに匿われている。逃げ出す頃合いを見計らってな。」
大芝班に指示を出し、客とビッグマダムの居場所を特定する予定だったが、その班は全滅したらしい。
全滅したのはナッツクラッカー単体。そのため、ナッツクラッカーのレートはAからSに繰り上げたとのこと。
この作戦、この先荒れそうな気がしてならない。六月くんを退却せずに作戦続行して良いものだろうか。
『和修準特等。そうなると、六月三等の作戦続行は難しいのではないでしょうか。先程説明した通り、喰種からの攻撃で負傷もしていますし、疲弊もあります。ですので、彼の退却を許可して頂けませんか。』
和修政「…分かった。安全のため、同行者をつけろ。瓜江二等が適任だろう。」
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檸檬だろう - 最近東京喰種を見て沼ったものなのですが、とっっっても面白いです！！政道君の良さが溢れててもう……本当に……良すぎて……体調にお気をつけながらまた更新していただけるといいな、と思っておきます！！！！ (7月2日 17時) (
レス) @page35 id: 36eb5f3518 (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - 続きがよみたいです！！ (2022年10月3日 22時) (レス) id: 4a2c317405 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - みぃさん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません。ありがとうございます！最近なかなか更新ができていませんが、少しずつ更新していきますのでどうぞよろしくお願い致します。 (2021年9月15日 14時) (レス) id: bdddc99c39 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - お忙しいなか更新ありがとうございます！！無理なさらないようにしてくださいね。 (2021年9月3日 1時) (レス) id: c397bf8382 (このIDを非表示/違反報告)
さの。(プロフ) - まこさん» そうだったのですね！コロナワクチンお疲れ様でした。どうかご無理はなさらずに (2021年8月12日 12時) (レス) id: 8d3664e567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ | 作成日時：2021年5月12日 11時
