349．久しぶりのコーヒー ページ35
チーフに
部長に連絡したのか、と聞いたけど
『総務が聞きそびれでもしたんだろ
佐久良部長が無断で休むワケないって』
「そうですけど、でも」
『いいじゃん、今日ある予定は俺が代わるから』
「・・はい」
それで、終わりだった
部のみんなも
『せっかくの休みなんだから』と言うだけで
それ以上は、なかった
誰も、オカシイと思わないことを
私は、オカシイと思っていた
ザワザワして
ゾワゾワした
・
・
茂森「今日の打ち合わせなんですけど
先方から連絡がありまして
佐久良部長ではなく、山下チーフが担当して下さるそうです」
「ふーん、あの万年チーフ止りの人ね」
茂森「失礼ですよ」
「あーすみません。て、部長どーしたの？
風邪でもひいた？」
茂森「いえ、佐久良部長がお休み取られてたのを
うっかり忘れていたみたいで」
「部長が？」
茂森「みたいですけど・・」
「あの部長に限って無さそうだけどな？
それに気付いたら休んでないで駆け付けそうじゃね？」
茂森「そうなんですよね
でも、仕事デキすぎるイメージしかなかったので
そーゆートコ、ちょっとホッとしました」
「デキる人のデキないとこ見てホッとすんの？
シゲって結構黒いね、心ん中」
茂森「佐久良部長に上原さんのこと聞こうとして
前々から企んでウズウズしてた真っ黒な櫻井さんには
言われたくないですけどね？」
「・・で、えっと代わりが上原さんだって？
茂森「山下チーフです、先ほど申し上げました」
「まさかAも休み？
２人で合わせて？おい、何してんだ？」
茂森「言ってません
櫻井さん、邪念は追い出しといて下さい
仕事です、仕事。お願いします」
「わかってるって」
別れた女となんて
割りとスグ？
何なら次の日とか？
局の廊下ですれ違うなんてザラにあった
のに
Aとは、全くだ
だから、今日はチャンスなワケで
会いたいんじゃない
話したいんじゃない
ただ、姿を見たい
元気かどうか、ただそんだけだ
「櫻井さんのマネージャーさんでいらっしゃいますか？」
茂森「はい、そうです」
「私、企画部の上原と申します」
茂森「う、上原さん//」
「少し、お伺いしたいことが・・」
部長がきっと、しばらくの間
そうならないようにしていたんだと思う
それを飲むのは
すごく、久しぶりだった
打ち合わせで用意されていたのは
Aの淹れたコーヒーだった
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優理花(プロフ) - やっちさん» なんと!続きを気にしてくださるとは嬉しいです。やっちさん、しばしお待ちを (2022年6月12日 18時) (
レス) @page42 id: c93a143cb1 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年3月9日 20時) (レス) @page43 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
優理花(プロフ) - さくら子さん» さくら子さん、お返事遅くなってごめんなさい！随分経ってしまったんですけど、今のお気持ちはどうですか？こーゆーのってゆっくりでいいと思うし、例え離れていくことになっても間違いではないと思います。辛い時に、コメントありがとうございましたm(__)m (2017年9月16日 23時) (レス) id: e95f730760 (このIDを非表示/違反報告)
さくら子 - 優理花さん、はじめてコメントします。私は優理花さんのようには思えないです。やっぱ嫌です。昨日のしやがれも苦しくて観れませんでした。でも、嫌いになれないから泣く泣くでも消化しなきゃですよね。作品、先が読めなくて気になります。また更新してください。 (2017年2月26日 13時) (レス) id: 257674c1b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優理花 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yujari1123
作成日時：2017年2月26日 5時
