カウンセラー系ボーダー隊員の日常3【ワールドトリガー】

64話 ページ5

エース機を相手にしている隊員たちが苦戦している様子が見える。


二宮［…添木。］


添木［はい。何でしょうか、二宮さん？］


戦況を見ていた二宮が添木に話しかける。


二宮［お前の副作用なら、相手のエース機を見てすぐに反応できるな。］


添木［はい、可能です。］


二宮は少し考えた後、添木に対して指示を出す。



二宮［火力が減るのは少し惜しいが、戦力を減らされては元もこもないな。
添木、お前は辻たちのフォローに回れ。すぐに副作用でエース機が分かるお前が適任だ。］


添木［添木、了解。］







添木「俺はエース機を相手にしている隊員のフォローにまわるね。ここはよろしく頼むよ。」


当真「任せといてくださいよ。」


奈良坂「辻たちのことはお願いします。」


添木は同じく屋上から狙撃している隊員につげる。
添木は頷くと、すぐにフォローに回れる位置についた。




添木［こちら、添木。エース機討伐のフォローに回るよ。］


辻「Aくん！］


笹森・木虎・黒江［［［ありがとうございます。］］］





敵は黒江の韋駄天に対応したり、既に手負いの笹森を狙ったりと大変な場面も何度かあったが、辻や木虎、添木がフォローに入り、戦況は五分五分といったところである。









本部内の戦況は、那須、熊谷のところで変化が見られた。

熊谷がウェンの分身によって苦しめられる。

熊谷(どれが本体なのか分からない！

このままじゃ、トリオン切れになる！


また、負けるの？…そんなのもう嫌！

過程はもう十分、結果が欲しい！)



那須がダミーを作る仕掛けを壊すがそれよりも先にウェンが熊谷に近づく。

残り4体。






？［1番右だよ。］




ふと、誰かの声が聞こえ熊谷は敵に致命傷を与える。


那須「熊ちゃんの受けた傷、まとめて返すわ。」



那須の代名詞、鳥籠によりウェンを撃破。





声の主は菊地原士郎であった。歌川とともに2人のフォローに来ていたのだ。







その後、三輪と米屋もコスケロを撃破。









戦況はボーダー有利に傾いてきた。

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