5時間目 ページ7
[渚side]
先「お題にそって短歌を作ってみましょう。ラスト七文字を「触手なりけり」で締めてください。
かけた人は先生のところへ持ってきなさい。チェックするのは文法の正しさと触手を美しく表現できたか。」
先「出来たものから今日は帰ってよし!」
速「触手って季語?」
岡島「さぁ…」
貴「触手いらね。」
先「にゅや!失礼ですね!」
カ「先生しつもーん。」
茅野が手を挙げる。
先「…?なんですか茅野さん。」
カ「今更だけどさぁ、先生の名前なんて言うの?他の先生と区別する時不便だよ。」
先「名前…ですか。名乗るような名前はありませんねぇ。なんなら皆さんでつけてください。今は課題に集中ですよ。」
カ「はーい。」
!!
『ガタッ』
僕は席を立ち上がり、短歌の紙を持ち先生の方へ向かう。
先「お、もうできましたか渚くん。」
寺「(ニヤリ)」
昼飯の後で僕らが眠くなる頃に、先生の顔がうすいピンクになることがある。
茅野の質問への反応にも少し遅れた。多分先生も一番油断する時間なんだ。
この進学校で落ちこぼれた僕らは思う。
中(渚…)
千(やる気か!!)
「どこかで見返さなきゃ、"やればできる"と親や友達や先生達を」
"殺ればできる"と。
僕は短歌の紙の後ろからナイフを取り出し、勢いよく先生に突きつけた。
認めさせなきゃ。
先「…言ったでしょう。もっと工夫を。」
僕の手はあっさりと先生の触手に止められていた。
けど、
…どんな手を使っても。
僕は先生の方へさらにより、
先「しま…!」
先(BB弾グレネード!!)
寺(特性のな!!もらった!!)
『バァァァァン』
教室中に、BB弾が弾け飛んだ。
寺「ッしゃあやったぜ!!百億いただきィ!!ザマァ!!まさかこいつも自爆テロは予想してなかったろ!!」
カ「ちょっと寺坂渚に何持たせたのよ!」
寺「あ?おもちゃの手榴弾だよ。ただし、火薬を使って威力をあげてる。三百発の対先生弾がすげぇ速さで飛び散るように。」
カ「な…」
寺「人間が死ぬ威力じゃねーよ。俺の百億で治療費くらい払ってやらァ。」
渚「…うっ…」
僕は無傷だった。火傷ひとつ負っていなかった。
僕を守ったのはへんな膜。どうやら先生に繋がっているみたいだ。
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きり悪いですが次です。
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茅すみ(プロフ) - カルマloveこうたLOVEさん» ありがとうございまずぅぅぅぅ!! (2017年9月17日 0時) (レス) id: 53e4bbf2a1 (このIDを非表示/違反報告)
カルマloveこうたLOVE - とっても面白いです!!(●´ω`●) (2017年9月16日 20時) (レス) id: 9710838898 (このIDを非表示/違反報告)
茅すみ(プロフ) - よしなさん» ありがとうございます!頑張って更新頑張ります! (2017年8月24日 18時) (レス) id: 53e4bbf2a1 (このIDを非表示/違反報告)
よしな - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい! (2017年8月22日 11時) (レス) id: 8444393bfc (このIDを非表示/違反報告)
茅すみ(プロフ) - 桜風 結衣さん» 頑張ってくださいw地上に帰れても戻ってきた地獄の紙でまた地獄行きかもしれませんがw (2017年3月11日 4時) (レス) id: 53e4bbf2a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茅すみ | 作成日時:2017年1月9日 21時