化け猫女がっ！【沖田総悟】 (ページ23)

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第23話ページ23

「お二人ともスゴいですね！」

私は尊敬の眼差しで二人を見た、

すると、二人の顔がドンドン赤くなっていった

「あれ?大丈夫ですか?」

私がもっと近付くと、

土方さんは耳まで赤くなり、沖田さんはそっぽを向いた。

「?」

「おっ、おい！A！お前いつからそこに居たんだよ」

少し裏声になった土方さん。

「そっ、そうでさぁ！いきなり出て来てびっくりしやしたぜ」

顔を赤くしながら言う沖田さん。

こんな二人の気持ちが分からないAであった

「あっ、えっと、う～んと、まぁ五分前ぐらいですかね」

「そうだったんですか、全然気付きやせんでした」

「お二人とも集中してましたからね」

「それよりAも眠れねぇのか?」

「はい、どうしても寝付けなくて‥」

「俺達もそんなもんでさぁ。ね、土方さん」

「あぁ‥」

少しの沈黙

それを破ったのは、

「あの、喋りませんか?立ってるのもどうかと思うので」

Aだった。

「それもそうですねぃ。じゃあそこの縁側で話やせんか?」

「そうですね」

縁側にはAも真ん中にして座った。

「お二人にいくつか質問しても良いですか?」

「良いですぜ」

「構わねぇ」

「じゃあ、お二人はどのくらいの付き合いになるんですか?」

「え～っと、武州からの付き合いだから‥」

「結構長い付き合いさ」

「へ～、という事は近藤さんもですか?」

「あぁ、武州にいた頃からのな」

「そうなんですかぁ。‥そこまで仲が良いと羨ましくなっちゃいます」

「おいおいA～こんなマヨラーと一緒にいたらマヨネーズ臭くなっちゃいますよ～」

「そーゆう総悟と一緒にいたらどんな危ない目に合うか分からねぇけどな」

「あれれ～土方さん、後ろに赤い着物を着た女がいやすぜ」

バッ

「あっ、すいやせ～ん見間違えた。て、あれ?土方さん?」

「おっ、おいおい、ビビらせんなよ～ははっ」

「目が笑って無いですぜ」

と、

「ぷっ、あははははっ」

Aが笑った。

「A?」

「あっ、ごめんなさい。でも、お二人のやり取りがおもしろくて‥あはははっ」

二人は顔を見合わせAが笑い終わるまで待った。

「うふふっ‥こんなに笑ったの久しぶり‥」

そんなAの横顔を見つめる沖田と土方。

時に二人はこんな事を思っていた。

(A可愛すぎでさぁ‥)

(くそっ‥可愛いな‥)

そんなやり取りからおよそ1時間が経過した。

Aは下を向き、軽くｺｸｯｺｸｯとなっていた。