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遠くから声が聞こえた。毎朝、毎晩いつもうざったいぐらいに聞いている声。
「あー！！！！おったー！！！！」
「ホンマ迷惑のかかる……」
「大先生もゾムも何してるん？はよ行こうや」
みんなが近づいてくる。私はヘナヘナと力が抜けてぺたん、と廊下に座り込む。これで、私は完璧にゲームオーバー。いやそんな事勝負をする前から分かっていたのだが。
鬱兄とゾム兄は私が座り込むのと同時に私に半ば引っ張られるようにしゃがみ込む。
そして二人の手を払い除け、自分の顔を両手で覆う。
zm「A……？」
ut「どうしたん、大丈夫そう？」
流石にその異変には残りの兄たちも気づいたのか、口数を減らし、私と目線を合わせるようにしゃがんでくれる。
みんながじっと私を見つめる。
そんな中、ロボロだけがグッと距離を縮め、私の腕を顔から退かした。
露になった私の顔。
ロボロは一瞬目を見開くものの、すぐにふっと優しい顔になり、手で私の頬を撫でた。
rb「あんさん、泣いてるんか」
rb「辛いよな、苦しいよな。やめたくなるよな。全部嫌になるよな」
rb「でもな、それ。あんさんが成長してるっていう証拠なんやで。この涙を超える事ができたら一層強くなれるんや」
rb「俺ら決めたやん。ハッピーもラッキーも悔しさも、悲しさも。ぜぇーんぶ、【家族】でシェアしてくって」
rb「なぁ、一回みんなに話してみようや」
兄たちの顔を見渡す。全員、優しそうな笑顔でこちらを見ていた。
その事に余計に涙がこぼれ落ちてしまう。
tn「あーあー、泣き虫やな。お前は昔から」
shp「こんな泣き虫、俺らが面倒見るんしか無いんですよ」
kn「なんやお前らしく無いやんけぇ！！！」
em「今は沢山、泣きましょう」
トン兄は豚のワンポイント刺繍のされたハンカチで私の涙を拭う。
シマ兄はわしゃわしゃと私の頭を撫で回す。
ショッピ兄とエミ兄は私を不安にさせないような笑顔で。
そんな家族の形が、あったかくて。大好きで。
『…………………ぃ、が、……き』
zm「お、どうしたどうした。もっと大きな声で言ってみ」
『…………み、みんなが、だ、いすきだから』
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綿菓子美味しい - 個人的にpkさんとくっついてほしかったのでありがとうございます((( (2021年10月15日 23時) (
レス) @page37 id: f3ac384fdb (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - peさんカッコ良すぎです…！これからも身体に気を付けて更新頑張ってください！ (2021年9月15日 22時) (レス) id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
メイ - 更新頑張ってください！ (2021年9月9日 11時) (レス) id: f18789e4dc (このIDを非表示/違反報告)
miki0929karen16(プロフ) - 続きが気になるぅ！ (2021年4月1日 2時) (レス) id: a60bee3ecb (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - いつも楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タケノコ | 作成日時：2020年3月23日 9時
