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お化け屋敷を抜けた私とぺいんとくん。
お化け屋敷にはもう行かないと再び誓った。
中何があったか、と聞かれたとしたら、"ショッピ兄と同じ事をしてしまった"と答えるだろう。
ぺいんとくんはさっきからゆでダコ状態だ。
『あのー、ぺいんとさん？？悪かったと思ってますんでそろそろ機嫌直して下さーい…』
ぺ｢……いきなり過ぎてビビっただけだからね？！｣
『分かってるよ』
ぺ｢…そもそも女の子がいきなり男に抱きつくんじゃありません｣
『分かってる！だから、ね？許して！！』
ぺ｢…分かった、許す｣
不意に私は周りを見渡した。
あのシスコン兄達がいるかもしれない、
しかし、周りには兄達らしき人が見当たらなかった。
代わりに脳を破壊しそうなほどの爆音が聞こえた。
rb｢いやああああああ！！！！！！！｣
zm｢うわロボロうっせえww｣
kn｢さっさと前行けやロボロ｣
rb｢そう言うならコネさんが行けや！！！！｣
今のロボロの叫び声から察するに３人はこのお化け屋敷に入ったのだろう。
という事は、誰も周りにいない今が兄達から逃げる絶好のチャンス。
私は真っ先にぺいんとくんの手を引いた。
『ぺいんとくん！！』
ぺ｢ん？｣
『行こ！！』
ぺ｢わっ、ちょ、手……！｣
ぺいんとくんの制止の言葉も聞かずに私は歩き出す。
"一刻も早く兄達から離れたい"その一心で。
スタスタと歩いている内に、色々な人が呼びかけをしているのを見て実感した。
あぁ、これぞ文化祭だな、と。
私みたいに兄から時間で区切られたデート(仮)している人なんていない。
私だって華の女子高生だ。
文化祭ぐらいはっちゃけたい。
ぺ｢わー…。人一杯だね…｣
『ホントだ、迷子なりそう』
ぺ｢………じゃあ、手繋いでおかないとね｣
『へ』
そう言ってぺいんとくんは今まで繋いでいた手をスルリと滑りこませ、"恋人つなぎ"というものにしてきた。
これは昨日鬱兄としたものである。
ぺいんとくんは心配そうな顔でこちらを見てきた。
ぺ｢……嫌？｣
『べ、別に嫌ってわけでは…、』
ぺ｢なら良かった｣
これもトン兄と同じ手口。
強引に手を絡ませた後、｢嫌？｣と回答に困る質問をしてくる。
私の顔は急に熱を帯びていく。
お化け屋敷の時に私から手を繋いだ訳だし、急に恋人つなぎされて…。
私の頭がパンクしそうになった時、とある出来事が起こった。
｢あ、そこのカップルさーん。良かったらウチのカフェ寄って来ません？｣
｢あ、行く？よーし、２名様ご来店ー｣
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綿菓子美味しい - 個人的にpkさんとくっついてほしかったのでありがとうございます((( (2021年10月15日 23時) (
レス) @page37 id: f3ac384fdb (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - peさんカッコ良すぎです…！これからも身体に気を付けて更新頑張ってください！ (2021年9月15日 22時) (レス) id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
メイ - 更新頑張ってください！ (2021年9月9日 11時) (レス) id: f18789e4dc (このIDを非表示/違反報告)
miki0929karen16(プロフ) - 続きが気になるぅ！ (2021年4月1日 2時) (レス) id: a60bee3ecb (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - いつも楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タケノコ | 作成日時：2020年3月23日 9時
