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ut｢おいお前ら…。今すぐAからその汚い手を離せ｣
鬱兄が一番の隠しきれない殺気を放つ。
それは今まで聞いた事の無い、低い声だった。
とはいえ、他校生も引けを取らない。
兄達に負けじと言い返す。
｢あ"？なんだてめぇら｣
｢俺達はよ、この嬢ちゃんと遊んでんの。邪魔しないでくれる？｣
｢…ってか痛てぇな。タダで済むと思うなよｯ！｣
チンピラどもは全部で10人。
いつのまにか仲間を呼ばれ、この人数になっていた。
その中の1人が鬱兄に向かって殴りかかる。
｢あぶないｯ！｣そう叫ぼうとしたがガムテープで口を塞がれ、言葉を発する事が出来ない。
私は最悪の事態を想像し、思わず目を瞑る。
しかし、何秒経っても鬱兄の苦しみの声が聞こえない。
恐る恐る目を開けるとそこに見えたのは、殴りかかってきたチンピラをアイアンクローしている鬱兄だった。
ut｢…お前ら聞こえんかったか？今すぐその汚い手をAから離せ｣
鬱兄の目はこれまでに無いぐらい怒りを映していた。
そのいつもなら青く透き通った綺麗な目も今は力が込められている。
すると、鬱兄の隣に立っていたショッピ兄が鬱兄に話し掛けた。
syp｢違うんですよ、大先生。コイツら猿だから言語理解出来てないんですよw｣
ここで入れられる究極の煽り行為。
こんな時でも煽りを入れていく姿に少し感動してしまった。
rb｢そやなぁw…いや、猿だと豪華すぎるんちゃう？ミジンコがお似合いやでw｣
ショッピ兄に乗っかってロボロも煽りを入れる。
ミジンコと聞いた鬱兄は｢なるほど｣と納得してしまっている。
tn｢で？そのミジンコさん達？？こんだけ言う事無視したって事はやられる覚悟が出来てるって事ですかねぇ！？｣
いつもならあまり煽りを入れないトン兄でも今回に至っては煽っている。
それほど今、彼は怒っているのだろう。
zm｢………こんなん5分かからずとも余裕やろ｣
そうゾム兄がボソッと呟く。
その呟きはどうやらミジンコ共(笑)に聞こえていたようだ。
彼等の顔がみるみる怒りに染まっていく。
｢あー、はいはい。そんなに言うならやってやりますよ｣
｢喧嘩売った事後悔すんじゃねぇぞ｣
｢こっちこそ5分で片付けてやるよ｣
kn｢…うわ、フラグ立てたで｣
tn｢乙でーすw｣
どんな時でも煽りは忘れない。
それが家の兄達の特徴だ。
それに腹が立ち、チンピラ共は一斉に殴りかかった。
zm｢…雑魚やな｣
ゾム兄がそう言い放って喧嘩はスタートした。
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綿菓子美味しい - 個人的にpkさんとくっついてほしかったのでありがとうございます((( (2021年10月15日 23時) (
レス) @page37 id: f3ac384fdb (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - peさんカッコ良すぎです…！これからも身体に気を付けて更新頑張ってください！ (2021年9月15日 22時) (レス) id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
メイ - 更新頑張ってください！ (2021年9月9日 11時) (レス) id: f18789e4dc (このIDを非表示/違反報告)
miki0929karen16(プロフ) - 続きが気になるぅ！ (2021年4月1日 2時) (レス) id: a60bee3ecb (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - いつも楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タケノコ | 作成日時：2020年3月23日 9時
