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『……はい?』
モ｢ですからっ!5番のウサギさんカップルでお間違いありませんね??｣
『????』
さっきからこの人の言っている事がよく分からない。
私達、兄弟だよ…?
どうやったらカップルに見間違うのだろうか。
em｢あの、非常に申し訳ないのですが…私達、そのカップルじゃないんです…｣
モ｢…え｣
em｢ウサギのお面してるから分かりにくかったと思うんですけれど…。ほら、私の妹のAです｣
エミ兄が説明しながら、私のお面をとった。
あまりよく分からないが、私達が他のカップルと見間違えられたって事…?
モ｢これはっ!誠に申し訳ありませんでした!!｣
『…頭上げて下さい。別に気にしてませんから。ね、エミ兄?』
em｢……はい｣
なんやかんや一件落着。
早くこの場を立ち去ろうと出口に向かうとある人に呼び止められた。
実｢ちょっと待ってくれませんか…!?｣
モ｢実行委員長…!｣
なんと私達を呼び止めたのはこのイベントの実行委員長さんだった。
息を切らしながら私達に近づく。
実｢実を言うと御願いがありまして…!!｣
『御願い?』
実｢実は、そのウサギさんカップルと今連絡が取れないんです!!｣
モ｢えぇ!!ヤバいですよそれ!!今から探すとなったらもう時間が…!!｣
実｢なのでAさんとエーミールさんに１度だけカップルとしてステージに出て頂きたいんです!!｣
『…は?』
実｢今からAさんはAさんとは別の女性に見せる為に被服部から借りてきた服に着替えて欲しいんです!!声はヘリウムガスで何とかなります!!エーミールさんはどうしようもないですが…｣
モ｢たった数分でいいんです!!お願いします!!｣
実行委員長とモブさん()が頭を下げる。
委員長の言い方から相当焦っている事が読み取れる。
困っている人は放って置けない。
エミ兄はいつもそうだ、
『…だそうですよ?エミ兄?』
em｢…ですが、｣
『こんなのエミ兄らしくない』
em｢え…｣
『いつも困っている人に手を差しのべて。でも、自分を見失う事もあって。私はいつもエミ兄に助けられてる。困ってる人を放って置くなんてエミ兄らしくない!!』
『ね、たった数分だよ。助けてあげようよ』
em｢…Aは嫌じゃないんですか｣
『嫌じゃないよ。むしろ人を助けられるから嬉しい』
em｢…分かりました。出ましょう｣
実｢ありがとうございます!!｣
衣装等全てを済ませ、意を決して私達はステージに登った。
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綿菓子美味しい - 個人的にpkさんとくっついてほしかったのでありがとうございます((( (2021年10月15日 23時) (
レス) @page37 id: f3ac384fdb (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - peさんカッコ良すぎです…！これからも身体に気を付けて更新頑張ってください！ (2021年9月15日 22時) (レス) id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
メイ - 更新頑張ってください！ (2021年9月9日 11時) (レス) id: f18789e4dc (このIDを非表示/違反報告)
miki0929karen16(プロフ) - 続きが気になるぅ！ (2021年4月1日 2時) (レス) id: a60bee3ecb (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - いつも楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タケノコ | 作成日時：2020年3月23日 9時
