【名前変換オリジナル】お前の血・・・・吸わせろよ【吸血鬼】2

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牙が埋まって行くのを感じながら、私は目を閉じる。

「……っ」

痛い。気持ちいいけど。
じゅる、と吸われて背中が反る。

「……大丈夫か、」
「……ん、気持ちいいよ」

目を逸らしながらそう告げると、彼は目を細めた。

「……耳まで赤い。肌が白くなってよく分かる」

耳に牙が触れ、寒気が走る。
嫌な予感だ。

「耳から吸ってもいいか？」

……ちょっと待て。
間違いなく貫通する。

「……沈黙は肯定とみなすぞ」
「待って待って！！」

涼星は不満そうに私の顔を見る。

「どうした」
「それ貫通するだろ！！痛いよ！！」
「大丈夫だ。首とそんなにかわらない」

これはだめだ。
諦めて頷くと、頭を撫でられる。

「……それじゃ、頂きます」

痛みが走り、血が溢れるのを感じる。
ぺろり、と耳を舐められて、肩をすくめる。

「唾液に痛みを和らげる成分があるから」

耳元の低い声に悲鳴をあげる。

「……っわかった、から耳元で言うな！」
「……耳が弱いな」

舌がなぞっていくのを感じて、ぎゅうぎゅうに目を閉じる。

「や、ばい、それ、……っ！」
「お前の反応も大概やばいぞ」

覆い被さられ、逃げ場がない。

くちゅ、と音がして顔が熱い。恥ずかしい。

「……っふう、」
「今度は舌からとかもやってみようか。多分気持ちいいぞ」
「……」

やだ、と思いながら、私はシーツを握りしめた。

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