たけみっちのお兄さん。【東リべ】

3、俺と喧嘩賭博 ページ3

You side





＿＿＿＿＿＿＿＿＿タイマン、買ってくれよ。





俺が到着した頃にはなんかカオスな状況になっていた。



敦から聞いた事によれば、タケミチはここのボスにそう言ったらしい。


それでボコボコにされてたが、諦めなかったらしい。


さすが俺の弟。


だが勝てそうになかったから俺に連絡した、とメールに書いてあった。





そして今、到着したら弟が見知らぬ奴に頭を掴まれていた。






『...タケミチ？えーと...』


敦「あ、Aさん！！着いたんすね！！でも...」





だが、俺は敦の話を聞かず飛び出していた。





『タっケミチぃ〜！！』




タケミチ「....ええぇぇ！？」




そして、タケミチを奪い去った。





『あら、お姫様抱っこね♡』


タケミチ「降ろせっ！！！」


『だってボッコボコの弟がいるんだから、したくなるでしょ？』



タケミチ「ならねぇから！！！お前だけだから！！！」


『きゃータケミチ君辛辣ね♡』


タケミチ「あとその口調をやめろ！！」


『だってお前ボコボコじゃん？じゃ、俺がお前のカタキ取ってやるよ〜』


タケミチ「は！？」


『お前は喧嘩下手くそそうだからな〜そこで安静にしてなよ♡』


タケミチ「ちょ、まっ！！...い゛た゛ｯｯｯ！！くっそ....！！」





『さて、と。』



「...なんだコイツ」

「総長に喧嘩売る気か？」






『俺の弟に手ぇ出したヤツ、外野も全員ボコしてやる。

さあ、誰から死にたいのかな？』





龍の刺青「は？」



『あ、でもごめん、俺誰が強いのかとか知らんくてさ。
なんだっけ、東京...お寺會？みたいな名前なんだろ？

それも武器使うクソダサな。』




龍の刺青「は？テメェ....」

『あれ？来ないの？まさかヒヨってんの？』





黄色のちっこい子「...総長は俺。」





『...ごめん、やっぱ知らないわ。そこまで強くないのかな？』

黄色のちっこい子「...」






ブンッ！！



最初に手を出したのはアイツの方からだ。


蹴りが得意なのか...俺の仲間でもこんな強さいねぇよ...


当たったらクソ痛いだろうな。




『...当たったらの話だけ、どっ！！』




俺は空中に逃げた。

俺の強みは【速さ】。


最長1〜2秒は宙に浮ける。





ちっこい奴「上...」


『ふ、んっ！！』



回し蹴り....は、まあ防がれるか。



これが俺の攻撃の仕方。正直言うとタイマンより多対一に強い。

だから絶え間なく攻撃するしかない。





タケミチ「す、げぇ」

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