竹谷八左ヱ門だれか回収してくれない？ (ページ38)

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三十六-ゞページ38

  善「もう勘弁してくれぇ！大量購入したのが馬鹿みたいじゃないかぁ！｣  

『腕力がある人ほど失格となっています！力の入れ方には注意です！』

善「あっ！いつも力一杯の作業をしている腕で、軽い作業を全力で行うと、かえって筋を痛めるんだ｣  

立「人間が壊れる前に包帯巻き機が先に壊れているがな。じゃあ日頃の穴掘りで腕力のある喜八郎が危ないんじゃないか？｣

   喜｢ぬぁっ！ああっ！！｣   

善「あ！！駄目だ！！直ぐ治療しなきゃ！｣ 

｢『ん？』｣  

善「大丈夫か！無理に動かすな！｣

  喜｢あーあ、飽きちゃったこんな地味な作業｣  

善「だぁっ！？｣

  『あ、綾部選手、競技放棄により失格！理由は飽きたそうです』

  「「ぶーー！！！」」

立「あんのバカっ……！！！」

『四年生と作法委員会から大ブーイング！競争のはずが殆ど消去法で落ちていきます！！
さあ、残るは図書委員会中在家選手と保健委員会乱太郎選手の一騎打ちです！！』

乱｢後少しで包帯が全て巻き終わる…勝った…！」

 中「巻けた…｣  

乱｢ふぇ｣

  『あ……乱太郎選手が甘い夢を見ている間に、中在家選手が一瞬早く包帯を巻き終わり…中在家選手が一位！！』

  乱｢アー」

｢「乱太郎〜！」｣  

乱｢うぐっ…」  

き「いいじゃん！よくやったよ！｣  

乱｢あと…っちょっとだった…のに…ぃ…｣    

中「乱太郎｣  

乱｢中在家先輩…｣

  中「“九仞の功を一簣に虧く”とはこのことだぞ｣

乱「ぅぅ〜……」

『あら…さらに泣かせてどうするんですか…(汗)』

『結果、一位！図書委員会！二位！保健委員会！三位！作法委員会となりました！只今の競技により、六年に三点！一年に二点！四年に一点！』  

『この時点で合計は十一点で一年生がリードしています！このまま逃げ切れるのでしょうか！！』

『さあ！いよいよ運動会の花、クラス対抗…』

潮「よーし！い組の勝利で決まりだ！！」

七「なにを言う！ろ組こそ優勝間違いなし！！」

留「は組の底力を見せてやる！」

「「で？どんな勝負なんだ！！」」