三十三-ゞ ページ35
喜三「良かった〜ナメクジさんたち無事で(汗)」
善「早く取ってくれぇ…」
ふぶ鬼(?)「あ〜はっはっはっ!!!」
善「んぐっ笑うなぁ!」
『ナメクジたちが伊作先輩の顔で行進してる…
ということで四人の選手が第一コーナーで失格となりました。六年、四年、三年の三選手が第二コーナーに向かいます!第二コーナーは静定剣です!“静定剣”とは?』
中「静定剣とは、特定の手裏剣ではなく、咄嗟の場合に持ち合わせの小刀などを手裏剣の代用として打つ方法です…もそ」
『沈黙の生き字引、中在家長次先輩の解説でした!さあ!競技に戻りまして、一人目は立花選手!選んだ静定剣は、小刀です!』
『小刀を打ち、見事的の真ん中に難無く命中!第二コーナークリアです!次は、負けじと頑張っている編入生、斉藤タカ丸選手!選んだ静定剣は…髪掻きです!流石髪結い忍たま!あ、髪掻きとは髪を掻き揚げて髷を形作る髪結道具です!』
『的を見定め、此方にまで緊張が走ります』
学「あーー!」
ヘ「ヘムゥ?」
学「ぬぐぐ…お、斉藤タカ丸見事じゃ」
ヘ「?」
学「あーん」
ヘ「ヘムゥァ!」
タ「てやぁっ!!…ああ!?」
学「ああっ!?!?」
『あーっ!!斉藤選手の打った髪掻きが、的を外れて学園長先生の方へ!!保健委員が駆けつけます!!……あれ?でもよく見ると……髪掻きが刺さったのは学園長先生ではなく、お饅頭です!見事お饅頭の真ん中に!!』
ヘ「ヘムゥ?…ヘム!」
饅頭はヘムヘムが美味しくいただいたのであった。
学「ああ…!!」
『あはは(汗)ということで斉藤選手、学園長先生のご機嫌を損ねて失格!』
タ「ごめんなさぁい…」
『さぁ…最後の選手は三年代表の浦風選手!選んだ静定剣は…鎌です!!鎌は誰が持っていてもおかしくはありませんが、手裏剣として打つのは難しいと思われます!
しかし浦風選手!まさか鎌を投げる予習をしていたのか、その目にはブレがありませんっ!!』
『投げましたーっ!物凄い勢いで回転し、飛んでいきます!しかし!的からは大外れ!!』
川「学園長先生〜!!…あ、うわぁぁぁあっ!?!?」
『左近が危ないっ!!』
川「ん?うぁあ!?」
『っな!…浦風選手が投げた鎌が木の枝を切り落とし、其の枝が保健委員の川西左近くんに落下しました!鎌が当たらなかっただけ幸運と思いたいところではあります!』
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まき(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます! (1月17日 2時) (レス) @page27 id: 322e06aa2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レスィ | 作成日時:2024年1月5日 18時