336手遅れ ページ6
お市の叫声が洞窟内に響き渡ると、それに応えるように影の手も凶暴さを増し、洞窟内を破壊し始めた。
孫市「!前田!!」
慶次「おう!!」
佐助「大将!!俺らも退き時だ!!」
幸村「!…っ…分かった!!」
孫市、慶次、幸村、佐助は洞窟の崩壊に巻き込まれる前にその場から撤収する。
しかし、翠だけはその場に留まり、荒れるお市を見上げて言った。
翠「…遅かったか……ごめん…A…っ…。」
そう呟くと、翠も溜まった池に飛び込み、その場から撤収。そして…洞窟内にはお市の断末魔と天海の笑い声が崩れる音と共に響き渡った。
ーーーー
その頃、三成は月明りの下、豊臣秀吉の墓前の前で膝をつき、俯いていた。
三成「…秀吉様……蒙昧足る私には一軍を束ねる力など…有りませぬ…っ……私は…私は…っ…!」
[ﾋﾞｭｵｵｵｫｫｫ!!!]
三成「!!」
聞き覚えのあるエンジン音が耳に入り、背後を振り返ると、そこに居たのは…
家康「ここに来れば、お前に会える気がした。」
三成「!!家康ううぅぅぅ!!」
家康の姿を見た瞬間、三成は鞘から刀を抜き、真っ先に家康に攻撃する。それに家康もすかさず拳で受け止めた。
家康「話を聞いてくれ!!儂はお前と戦いたくないんだ!!」
三成「秀吉様を滅ぼした貴様が、秀吉様の墓前の前で不戦を説くなど赦しがたき不敬!!」
家康「だが、まだ戦を止める事が出来る!!儂とお前が決断するだけで!!」
三成「私を愚弄する気か!!戦いを始めたのは貴様だ!!その罪深き頭を垂れて私に斬られる以外、この刃を収める事は出来ぬ!!」
家康「頼む!!話を聞いてくれ!!」
三成は家康の必死な訴えに一切耳を傾けない所か、ますます刀を握る手に力を込める。
三成「…貴様が…貴様が貴様が!!全ては貴様が始めた事だっ!!」
家康「!!……。」
家康は三成の攻撃を退け、高く跳ぶと猛スピードで飛んできた忠勝の背に飛び乗り、その場から飛び去る。
それでも三成は殺意のままに忠勝に乗った家康を追いかけながら叫んだ。
三成「逃げるのか!?まだ勝負はついていない!!待て!!家康ううぅぅぅ!!」
その叫声に家康は忠勝の背から三成に向かって応えた。
家康「三成!!約束の地で会おう!!」
三成「!!…約束の…地…」
その言葉に三成は立ち止まる。忘れるはずもない…かつて友だった男と約束を交えた…
関ヶ原の地…
ラッキーカラー
あずきいろ
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!!終盤戦ももうすぐそこなので、張り切って最後まで書かせて頂きます!! (2017年11月13日 13時) (
レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - もう楽しみでしょうがないです､早く続きが見たい！夢主達がどぅーなるか気になります!!更新頑張って下さい!! (2017年11月13日 12時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!もう本当に長らくお待たせしてすみませんでした!!完結まで後もう少しなので、頑張って最後まで終わらせます!! (2017年10月24日 11時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - 待ってました!!これからどぅーなってくるか楽しみです!!更新頑張って下さい!! (2017年10月23日 18時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!すごく嬉しいです!返信遅れてすみませんでした!これからも張り切って更新させていただきます! (2017年10月22日 20時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タンポポ | 作成日時：2017年9月13日 14時
