342初陣 ページ32
翠「!!!!…こ、これは…!!」
天海「冥府より復活するのです!さぁ!お目覚め下さい!信長公!第六天魔王よ!フフフフ…ハハハハハハハハ!!!!」
ーーーー
西軍本陣。
関ヶ原の上空に浮かぶ禍雲に西軍は動揺していた。
三成「この私と家康の神聖なる戦いすら冒涜するつもりか!!魔王共!!」
皎月院「……。」
幸村「石田殿。某に出撃をお命じ下され。」
三成、皎月院「!」
幸村「某もこの戦いをこのような形で汚される事、黙っておれませぬ!」
三成「!…
…真田幸村に命ずる!!奴等の誅策を阻止せよ!!」
幸村「応っ!!この魂の燃える限り!!いざ!!出陣!!」
皎月院(……Aさん…。)
ーーーー
東軍本陣。
心境は西軍と同じく、本能寺出現により兵の士気は下がり、混乱状態に陥っていた。
小十郎「あれは…!!」
家康「本能寺か…!」
A「!……あれが…!」
政宗「フン…気に入らねぇな…。」
家康「ん？」
政宗「この戦には色んな思いが詰まってる。あの世ともこの世とも分からねぇもんに…邪魔されて堪るかよ…!俺は行くぜ、家康。」
家康「頼む、独眼竜。」
政宗「ついてこい!小十郎!」
小十郎「はっ!」
A「私も同行させて下さい。」
家康、政宗、小十郎「!!」
家康「A!?何を言って…」
A「…あそこに…お市さんが居るはずなの。信長の妹ってだけで何の罪もないのに、こんなくだらない事の為だけに利用されて、今でも自分を責めてる。
この世を、自分を畏れてきっと苦しんでる。だから、今度こそ助けたいの。」
政宗「!……。」
家康「しかし…危険過ぎる……あそこは魔窟だ……お前にもしもの事があったら…儂は…。」
[ｷﾞｭｯ…]
家康「!!」
心配し、不安の表情を浮かべる家康の両手をAは優しく握りしめた。
A「…必ず、戻るから。あなたの元に。ここに。
…もう…あなたを残して行ったりしないから…。」
家康「!!…………待っている。お前が戻って来るまで。」
A「……ありがとう…。」
そう言ってAは家康の指に口づけを落とすと、そっと手を離し、林檎に股がった。
A「…行ってきます。」
家康「…あぁ…。」
そして、Aの遠くなる背中を家康は一度も瞬きをせずに見送った。
ラッキーカラー
あずきいろ
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!!終盤戦ももうすぐそこなので、張り切って最後まで書かせて頂きます!! (2017年11月13日 13時) (
レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - もう楽しみでしょうがないです､早く続きが見たい！夢主達がどぅーなるか気になります!!更新頑張って下さい!! (2017年11月13日 12時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!もう本当に長らくお待たせしてすみませんでした!!完結まで後もう少しなので、頑張って最後まで終わらせます!! (2017年10月24日 11時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - 待ってました!!これからどぅーなってくるか楽しみです!!更新頑張って下さい!! (2017年10月23日 18時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!すごく嬉しいです!返信遅れてすみませんでした!これからも張り切って更新させていただきます! (2017年10月22日 20時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タンポポ | 作成日時：2017年9月13日 14時
