358強者参陣 ページ28
消えた風魔の後を追おうと、鶴姫も続いて本陣から離れる。
鶴姫「あぁ!待って下さい!私も行きます!」
A「あっ…!鶴ちゃん!…行っちゃった……まぁ、鶴ちゃんなら大丈夫か…。」
家康「……待っていろ…三成…。」
A「!……」
政宗「……先は長そうだな、小十郎。」
小十郎「はい。」
A(……まだ午前……昼を過ぎれば…)
Aはまだ青い空を見上げた。
ーーーー
西軍本陣。
幸村「仕掛けてきたでござる!」
刑部「陣太鼓鳴らし、狼煙を上げよ!全軍で東を迎え撃て!数においては我らが圧倒的に有利。あの程度ではこの包囲は突破出来まい。」
幸村「戦はまだ始まったばかりでござる。徳川殿はまだ何かしら策を持っているはず。」
三成「くっ…貴様らも行け!一つでも多くの首を挙げろ!」
幸村「武田はまだ動かぬ!時を見定める!」
三成「!…くっ…」
家康の首に未だに手が届かないもどかしさに焦り、苛立ちを見せる三成に皎月院は優しく笑いかけた。
皎月院「殿。不安になるお気持ちはご察しします。ですが、気を落ち着かせて下さい。私達がついています。ここに…」
三成「!……。」
そう諭されると、三成は瞼を閉じ、呼吸を落ち着かせた。その様子を見て安堵した皎月院は再び目線を関ヶ原の中央に向けた。
ーーーー
東軍本陣。
先に先手を打った東軍だったが、戦力の差に劣勢が見えてくる。
徳川軍の三葉葵の旗も徐々に敵に押され、減っていくのが目に入る。
小十郎「敵包囲を突破するには戦力が合いませぬ。このままでは勢いが劣るかと。」
家康「……。」
政宗「……ふっ……家康。何か考えがあるんだろ？」
家康「あぁ。次の手は考えてある。」
A「？……!!あっ!」
家康「行け!!忠勝!!出撃だ!!」
[ｺﾞｵｵｫｰｰｰｰｰｰｯ!!!!]
A「!」
鼓膜を震わせる轟音と共に大空へ飛び立った忠勝は空から砲撃し、敵を次々蹴散らす。一人とは言え、戦国最強と恐れられた忠勝が加わった事は、西軍に多大な被害を与えた。
A「凄い…忠勝さん……敵を引きつけてくれてる…。」
ーーーー
西軍本陣。
忠勝の参戦に本陣は動揺を隠せずに居た。
三成「くっ…刑部!!」
刑部「戦国最強本多忠勝…このまま制空権を奴等にくれてやる訳には行かぬわ!」
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!!終盤戦ももうすぐそこなので、張り切って最後まで書かせて頂きます!! (2017年11月13日 13時) (
レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - もう楽しみでしょうがないです､早く続きが見たい！夢主達がどぅーなるか気になります!!更新頑張って下さい!! (2017年11月13日 12時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!もう本当に長らくお待たせしてすみませんでした!!完結まで後もう少しなので、頑張って最後まで終わらせます!! (2017年10月24日 11時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - 待ってました!!これからどぅーなってくるか楽しみです!!更新頑張って下さい!! (2017年10月23日 18時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!すごく嬉しいです!返信遅れてすみませんでした!これからも張り切って更新させていただきます! (2017年10月22日 20時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タンポポ | 作成日時：2017年9月13日 14時
