戦国BASARA Judge End 十ノ陸【絆はいつでもここに】

355皆の目指す未来に向けて ページ25

三成「幼き私は弱く、生きる術…いや、生きる理由もなくただ虐げられ、息をしていただけの存在だった。そんな私を生かしてくれたのが秀吉様だった!!
秀吉様!!半兵衛様!!お二人のおかげで私は再び日常を得る事が出来たのだ!!」






皎月院(佐吉……。)






三成「この戦いの先は私には考えられない。それは生き残った者達が考えればいい…。」









家康「儂は何度でも絆を叫ぼう。儂と絆を結んでくれた皆の決意、我らに上も下もない!!共に戦う同士だ!!だから、皆にも信じて欲しい!!我らはこの戦に勝ち、未来永劫の絆をこの日ノ本にもたらす事を!!」






徳川兵一同「おーーーーっ!!」






家康「行こう!!天下を平和に導くのは…絆の力だ!!」








三成「私には秀吉様以外何もなかった。今の私はこの多くの軍を率いるには相応しくないかもしれない。私は大将としては空虚だ。それでもこんな私を信じてくれる者達が居た!!
隙間だらけの私を埋める為に自ら手を汚した者も居た!!」






刑部「!」





三成「ある者達は私を支えると誓ってくれた!!」






幸村「!」





皎月院「……。」






三成「感謝しよう!!そして共に約束を交わしてほしい!!命の全てを捧げ、戦い、勝利すると!!
行くぞ!!成すべき事は一つ!!東の旗が掲げた偽りの絆に断罪を!!家康に死を!!」






西軍兵一同「おーーーーっ!!」









A、皎月院(……









…そう…。)






A(太陽はいずれ沈む。)





皎月院(月はいずれ雲に覆われる。)








A、皎月院(でも)








A(晴れない空はない。)





皎月院(止まない雨はない。)





A(沈んだ陽はまた朝を告げに昇る。)





皎月院(曇った月はまた夜の道標となる。)









家康、三成「決戦の地は関ヶ原だ!!」





A、皎月院「これが最後の戦い!!」









太陽と月が交わりし時…歴史は変わる。全ての答えは…約束の地にあり。

そして、太陽と月が交わした契りはそこで果たされる。

その先に何が待ち受けているかは誰にも分からない。




それでも皆は進む。




先の見えない未来を…道を…
…
自分達の手で…足で歩み、創り、切り開く為に…

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