354届け、太陽と月の声 ページ24
同じ空の下、同じ大地の上…
今ここに太陽と月の恩寵を受けた男二人がそれぞれの光に照らされ、生きる人々にその姿と覚悟を示す時が訪れた。
太陽は三河。駿府城の正門前。
月は大阪。大阪城の天守の見晴し台から国中の武士(もののふ)達に向けてその声を上げた。
家康「まず、ここに集いし全ての者達との絆に感謝を述べたい!!ありがとう!!」
徳川兵一同「おーーーーっ!!」
三成「皆よ聞け!!」
西軍兵一同「!!」
三成「この愚かな日ノ本は古来より永きに渡り、国獲りの戦を続けてきた!!その結果が魔王織田信長などの暴虐を赦した!!
しかし、魔王も裏切りに置いて死んだ!!その時、正にこの国が無くなり、外国に無防備に晒されたのだ!!
それを大いなる力と尊厳を持ち、立ち上がられたのが秀吉様である!!秀吉様はこの国を何度も変えようとした!!
何者にも汚されない強い国に!!この国は秀吉様により統べられ、一つになる事で強固で磐石な国家になると誰もが信じたはずだ!!
だが、その秀吉様はもう居ない……あの男が……豊臣家に忠義を誓っていた徳川家康が裏切り、秀吉様を殺した!!
この国を再び戦いの螺旋へと引き戻したのだ!!」
皎月院[ｷﾞｭｯ…]
家康「今この国は二つに割れている。豊臣を旗柱に西国をまとめた軍勢は西軍を称し、日ノ本を力で支配せんと欲している。彼らが勝てば日ノ本は一つになるかもしれない。
本当に力でいいのか？その先により大きな力が出てきたらどうする？一体その終わりのない階段をいつまで上らなければいけないのだ!」
A[ｷﾞｭｯ…]
翠「……。」
家康「もし、この中で儂のやり方に不満がある者、西軍に加わりたい者が居るなら、遠慮なくそうしてくれ。」
徳川兵一同「!?」
忠次「竹千代…何を!?」
政宗「ふっ…」
家康「これより赴く戦は過酷なものとなるだろう。多くの者が血を流し、命を落とす。だからこそ、この国の未来を自分達で考えてくれ。
…戦いの階段は…これで最後だ!!」
三成「裏切り者である奴は謳う。嘘で繕った平和への憧憬を!!だが、私は全てを否定する!!どのような甘言で人を惑わせようとも、裏切りより生じた者に真実はないと!!」
西軍兵一同「!……。」
ラッキーカラー
あずきいろ
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!!終盤戦ももうすぐそこなので、張り切って最後まで書かせて頂きます!! (2017年11月13日 13時) (
レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - もう楽しみでしょうがないです､早く続きが見たい！夢主達がどぅーなるか気になります!!更新頑張って下さい!! (2017年11月13日 12時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!もう本当に長らくお待たせしてすみませんでした!!完結まで後もう少しなので、頑張って最後まで終わらせます!! (2017年10月24日 11時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - 待ってました!!これからどぅーなってくるか楽しみです!!更新頑張って下さい!! (2017年10月23日 18時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!すごく嬉しいです!返信遅れてすみませんでした!これからも張り切って更新させていただきます! (2017年10月22日 20時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タンポポ | 作成日時：2017年9月13日 14時
