349約束 ページ19
A「そういう事なら、ウチも一緒に捜します。」
慶次「!本当かいっ？」
A「はい。」
慶次「ありがとう!助かるよ!」
A「いえ…これ位、お安いご用で……ん？」
翠「？どうしたの？」
慶次「？」
不意に裏庭の方へ視線を向けるAにつられて翠と慶次も見ると…そこには…
慶次「!!まつ姉ちゃん!!」
A「え!?あの人が!?」
翠「こっちに気づいてない…何処かへ向かってるみたいだし…早く追い掛けよ!」
A「その前に慶次さんの腕から離れろいい加減。」
翠を慶次の腕からひっぺがすと、三人はまつの後を追った。
ーーーー
城門前。
雑賀孫市は一人空を見上げていた。
そこへ…
まつ「孫市殿。」
孫市「!…身体は大丈夫なのか？」
まつの後に続き、A達もその場に追い付いて現れた。
慶次「まつ姉ちゃん!無理しちゃダメだって!」
A(!孫市さん…)
まつ「慶次、いいのです。それより、私に聞きたい事があるのでしょう？孫市殿。」
翠(聞きたい事？)
孫市「…
あの男の言っていた事だ。」
A、翠「!!」
孫市の言う“あの男”と聞いて姉妹は、一人しか思い浮かばなかった。
翠「……天海の事ですね？昨日お市さんを連れ去る時に言っていた…」
孫市「そうだ。」
まつ「…あの人は本気です。」
A「!」
まつ「恐らくお市様を依代として、第六天魔王織田信長を呼び起こそうと…」
孫市「っ…!」
翠「!」
慶次「孫市？」
まつの話を聞いた途端、孫市の顔が苦しそうにしかめた。
そして、次の瞬間…
孫市「そのような事っ…断じて許さぬっ!!」
A、翠「!」
慶次「ど、どうしたんだ孫市!アンタらしくもなく興奮して!」
孫市は拳を震わせ、眼に怒りを宿しながら、信長との因縁を語り出した。
孫市「…かつて、魔王織田信長と我ら雑賀衆は戦いの中にあった。それは熾烈を極め、先代雑賀孫市は殺され、雑賀の里も焼き付くされ、多くの者が殺された。
もう二度と…誰であろうと奴に汚される事は許さぬ!!その為に私は孫市を継いだ。」
A(っ……そうだ…今となっては信長は居ないけど…あいつが日ノ本中に残した爪痕は…一生消える事はないんだ…。)
まつ「孫市殿、私も参ります。」
A、孫市「!!」
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!!終盤戦ももうすぐそこなので、張り切って最後まで書かせて頂きます!! (2017年11月13日 13時) (
レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - もう楽しみでしょうがないです､早く続きが見たい！夢主達がどぅーなるか気になります!!更新頑張って下さい!! (2017年11月13日 12時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!もう本当に長らくお待たせしてすみませんでした!!完結まで後もう少しなので、頑張って最後まで終わらせます!! (2017年10月24日 11時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - 待ってました!!これからどぅーなってくるか楽しみです!!更新頑張って下さい!! (2017年10月23日 18時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!すごく嬉しいです!返信遅れてすみませんでした!これからも張り切って更新させていただきます! (2017年10月22日 20時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タンポポ | 作成日時：2017年9月13日 14時
