戦国BASARA Judge End 十ノ陸【絆はいつでもここに】

347晴れた晴天 ページ17

Aは困惑に揺れる家康の眼を真っ直ぐ見ながら、更に言葉を続けた。






A「家康…一人で先に行っちゃわないで…
せっかく皆で担おうって誓った重荷なんだから…一人で抱え込まないで…ウチらにも分けて一緒に背負わせてよ…

皆で担えばどんなに大きな荷だって、苦しくないから…どんなに遠い道だって、皆で一緒に並んで歩けば怖くないよ…
転んだっていい…立ち止まってもいい…その時は何度でもウチらが家康の背中を支えて、手を取る。

振り返る暇なんてない位引っ張るから…その足を掬う鎖も…ウチらが全部断ち切る。弱音も悩みも全部聞く。
だから家康…今度こそ、前にある光を目指して進もう？皆で一緒に追い付いて行こ？
それで皆で…一緒に日ノ本を照らして行こうよ。









照らすものがあるから太陽は輝ける。照らすものがあって太陽はようやく心から笑えるようになるんだから。」






家康「!!!っっ!!」





[ｷﾞｭｯ!]





A「!」






次の瞬間、家康はAを抱き締めた。
骨がきしんでしまいそうな位強く…Aの上半身を両腕で包み込んだ。
Aは微かに伝わってくる震えに家康が泣くのを堪えようとしている事に気づき、そっと家康の背中に腕を回した。






A「家康…これだけは忘れないで……ウチらは期待じゃなくて…信じてるんだからね…家康の事…」





家康「!…同じじゃ…ないか？」





A「違うよ。期待は見返りを求めるけど、信じる事は見返りも何もない。故に…誰にも出来る事じゃないんだよ。」





家康「!……そうか……そうだな……ありがとう…A……。」







二人はそのまま引き合うように口づけを交わす。そして、誰にも邪魔されない二人だけの部屋には快晴を告げる陽射しが襖の隙間から射し込んでいた。









ーーーー





読者の皆さん、丸々20日も更新せずに空けてすみませんでした!!今日からまた張り切って更新して行きます!!






翠「とか言ってアンタさ、ネタに悩んだから空けたんじゃないの？」





失敬な!!もうずっと前から結末は考えてあります!!でもね、どれだけ起承転結出来上がっていても、オフラインにされたらどうしようもないんだよ!!






A「読者の皆様、此度は本当にご迷惑をおかけしてすみませんでした。これからもこんな駄作者の産物で良かったら、暇潰しに読んで頂けるだけでも有難い事です。」






翠「元から駄作者自己満足小説だしねー」





すみませんでした…。

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