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『神山ー、神山おる？』
休み時間、担任の先生に呼ばれた
手渡されたのはA4サイズの分厚い封筒
中を覗くと付箋が付けられた何冊かのパンフレット
『掛け合ってみたけど、特待生とかは難しいかもなー』
緑「はあ、やっぱりそんな甘くないですよね…」
明らかに落胆してる俺に
また決まったら相談し？と言い
俺の肩をポンと叩いて先生は行ってしまった
俺の夢はプロのダンサーになる事
その為に海外に留学したいと思うようになってきて
卒業後の進路を考えてた
先生にも相談したら俺の成績やったら特待生とかも取れるかもって言われたけど
あかんかった…
「300万かぁ…」
安くはない留学費用
妹達もまだ小さいし俺の為にそんな大金出してなんておかんには言えへんし
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作者名：MITA | 作成日時：2020年5月11日 16時
