標的49 ページ9
再び風紀財団アジトに戻ってきた2人
Aにいたっては今日一日で何度ボンゴレアジトとを往復しただろうか
貴(十)「お茶飲んでもいい？」
雲(十)「僕も飲む。」
貴(十)「はいはい。」
これではまるで熟年夫婦の会話である
そんな静かな空間に再び嵐のような男がやってきた
これではお茶をもうひとつ用意しなければならない
Aは湯のみにお茶を注ぎながら雲雀と笹川の会話に耳を傾ける
どうやらランボとイーピンをこちらのアジトで遊ばせてやりたいのだそうだ
笹(十)「俺は良くてなぜ子どもたちは駄目なのだ！」
雲(十)「本当は君だって入れたくないよ。君を見ていると闘争心が萎える。」
貴(十)(容赦ないわー…)
笹(十)「なにぃ！？極限にプンスコだぞ！」
貴(十)(プンスコってなんやねん。)
ちらりと襖の方へと目をやると草壁が入り口で正座しながら2人を心配そうに見つめる
どうやら草壁の後ろには笹川が連れてきたランボとイーピンが待機しているようだ
拳と匣を交えようとしている最中、ついに草壁が割って入る
草(十)「分かりました、わたしが向こうのアジトでランボさんとイーピンさんと遊ばせていただきます！ですからどうか話し合いで解決してください！」
ここまでくると必死である
笹(十)「うむ、ならば1ラウンドだけ。」
雲(十)「僕は構わないよ。」
草(十)「駄目です！話し合ってください！Aさんも笑ってないでお2人を止めてください！」
Aは急須を持ったまま声を出さないように笑いを堪えるので精一杯のようだ
小刻みに震えているのが分かる
不安を残しつつ、草壁はランボとイーピンを抱えてボンゴレアジトへと向かった
貴(十)「ほら、とりあえずお茶でも飲んで落ち着いてくださいよ。」
なぜか2人のストッパーを任されてしまったA
立ったまま互いを睨み合う雲雀と笹川の近くに膝をつくと湯のみを置いていく
笹(十)「お、気がきくな。有難くいただこう！」
雲(十)「…ふん、用が済んだのなら早く帰りなよ。」
笹(十)「いや、まだだ！根本的な問題解決にはなっておらん！」
貴(十)(え、まだ続くの…)
雲(十)「何度言っても同じだよ。ここにはもう連れてこないで。」
笹(十)「あいつらもちゃんといい子に遊んでられるぞ！もちろん、極限に俺が責任をもって世話をする！」
雲(十)「だから君を許可した覚えはない。」
貴(十)(…ダメかも、助けて草壁さん。)
こうして第2ラウンドのゴングが鳴った
ラッキーカラー
あずきいろ
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羅琉迦(プロフ) - 小鳥さん» はじめまして！応援ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます！ (2016年4月4日 17時) (
レス) id: e77445351c (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 初めまして！ver1から読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2016年4月3日 21時) (レス) id: bd814a00d8 (このIDを非表示/違反報告)
羅琉迦(プロフ) - アリス･ネーヴェさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2016年3月26日 23時) (レス) id: 9033d5fd14 (このIDを非表示/違反報告)
アリス･ネーヴェ(プロフ) - 面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 22時) (レス) id: cb5300e9da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅琉迦 | 作成日時：2016年3月7日 5時
