＊番外編＊ ページ42
そして数分後
シートに記入を終えたAがペンを置くと、みんなが本を覗き込む
獄「…って、×ばっかじゃねーか！」
ツ「ほとんどの野菜が食べられないってこと？；」
山「セロリ、アスパラ、ゴーヤ…定番の苦手そうな野菜もやっぱダメか…」
しかし、その表のなかでも○がついている野菜はある
ハ「はひ？ピーマンとナス、トマトは大丈夫なんて…意外ですね。」
京「キライなひと、多いのにね。」
そこで山本があることに気付く
山「なあ、この△はなんなんだ？」
貴(十)「ああ、この野菜は調理次第ってこと。」
ぽつぽつと存在する△のついた野菜、例えばニンジンを指差す
貴(十)「ニンジンはさっきの付け合わせみたいなグラッセは嫌いだけど、豚汁とかハンバーグに入ってるやつは食べれる。」
ツ「えー、何が違うの…；」
貴(十)「全然違う。キャベツだって生は嫌いだけどロールキャベツとかそういうのは好きだもん。」
子どものように口を尖らせテーブルに突っ伏すと文句をこぼす
ハ「はひぃ…どうやら前途多難のようですね；」
京「うん…とりあえず、食べられる野菜を色々アレンジしながら探っていこっか。」
ハ「はい！ファイトあるのみです！」
なんともめんどくさいことではあるが、我儘を貫き通すAに野菜を食べさせるにはこの方法しかない
ツナたちもハルと京子を応援しながら諦めかけたときだった
リ「その必要はないぞ。」
ツ「あ、リボーン！…その必要はないって？」
ツナたちの視線が食堂の入り口へと向くと、ニヤリとしたリボーンが立っていた
リ「強力な助っ人を連れてきたからな。」
その言葉とともに食堂に現れたのは
ツ「ひ、雲雀さん！？」
山「確かに強力な助っ人だけどよ…；」
雲雀はツナたちに構うことなく、今にも逃げ出しそうなAを見つけると小さく鼻を鳴らす
雲(十)「最近の君の好き嫌いは目に余る。赤ん坊に呼ばれて来てみたけど、案の定食べられないみたいだね。」
貴(十)「あー…はは。」
もう苦笑いしか出てこない
雲雀はAへと歩みを進めると隣まで来て立ち止まり、なんとも言えぬ威圧感を放ちながら見下ろす
と、フォークを手に取ったかと思えばニンジンのグラッセに突きさす
貴(十)「……え？」
そのフォークはAの口の前で止まった
雲(十)「ほら、はやく口を開けなよ。」
雲雀の行動に唖然としているツナたち
口を開けられずに固まるA
なんとも言えない光景がここに広がっている
ラッキーカラー
あずきいろ
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羅琉迦(プロフ) - 小鳥さん» はじめまして！応援ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます！ (2016年4月4日 17時) (
レス) id: e77445351c (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 初めまして！ver1から読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2016年4月3日 21時) (レス) id: bd814a00d8 (このIDを非表示/違反報告)
羅琉迦(プロフ) - アリス･ネーヴェさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2016年3月26日 23時) (レス) id: 9033d5fd14 (このIDを非表示/違反報告)
アリス･ネーヴェ(プロフ) - 面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 22時) (レス) id: cb5300e9da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅琉迦 | 作成日時：2016年3月7日 5時
