標的79 ページ39
なす術もなく、最後までAを守るためその腕の中に抱きしめているときだった
目の前に現れたのは獄寺の匣兵器______SISTEMA C.A.I
そのシールドが2人を守った
獄「借りは返したぜ…つってもテメーじゃわかんねーか。」
現れたのはこの時代の雲雀とともに侵入してきたクロームと草壁に、イーピンとランボ
そして先ほどまでγと闘っていた獄寺と了平
了平は気を失っているようだが、獄寺は満身創痍で草壁の肩を借りながらようやく立っていられる状態だった
見知った顔ぶれが勢ぞろいし、雲雀も驚きを隠せずにいたがすぐに眉をひそめる
雲「草壁哲矢、いつ群れていいと言った？君には風紀委員を退会してもらう。」
押しつぶされそうな威圧感になんとか耐えて、草壁は冷静に状況を判断する
助太刀しにきたメンバーにまともに動ける者はいない
最大戦力である雲雀とAも十年前の2人と入れ替わってしまった挙句、Aは闘えない
まだAが闘える状態であれば雲雀と共闘してなんとか幻騎士を退けられたかもしれない
恐れていた最悪の事態が起こってしまった
もはや頼みの綱は雲雀の戦闘センスのみ
獄寺はこの時代のAが最後に言った言葉を思い出すと、雲雀の腕の中の存在にやり場のない怒りを覚える
獄「クソ、あいつまで入れ替わりやがった…」
草(十)「恭さん、リングの炎です！匣で応戦を！」
緊急事態に戸惑っていても仕方がないと声をかけるが、それが更に雲雀の機嫌を悪くする
雲「リングの炎…跳ね馬みたいな口ぶりがイラつくな。」
すると、雲雀のリングが輝きだした
雲「あの男もこれからの戦いに重要になるのはリングの炎だとうるさくてね。」
ボウッ！！
雲雀はリングに膨大な炎を灯してみせる
幻・草(十)「！？」
雲「君たちなんて、来なくてもよかったのに。」
そっとAを横たえると立ち上がり、本来の敵を見据える
ク「雲のひと、後ろ…！」
しかし、何かに気付いたクロームが叫ぶと瞬時に反応した雲雀が背後の攻撃をトンファーで受け止める
幻「これほど仲間に救われるとはつきがあるな。だがもう、次は…」
雲「仲間？」
幻騎士の言葉を遮り、雲雀の声が響く
雲「僕は彼らと群れた覚えはない。」
次の瞬間、爆発的に炎が大きくなった
雲「跳ね馬が言ってた通りだ。リングの炎を大きくするのは
ムカツキ。」
雲雀のムカツキ
それは獄寺やクロームに助けられたことだけではなく
もっと他にある
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羅琉迦(プロフ) - 小鳥さん» はじめまして！応援ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます！ (2016年4月4日 17時) (
レス) id: e77445351c (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 初めまして！ver1から読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2016年4月3日 21時) (レス) id: bd814a00d8 (このIDを非表示/違反報告)
羅琉迦(プロフ) - アリス･ネーヴェさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2016年3月26日 23時) (レス) id: 9033d5fd14 (このIDを非表示/違反報告)
アリス･ネーヴェ(プロフ) - 面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 22時) (レス) id: cb5300e9da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：羅琉迦 | 作成日時：2016年3月7日 5時
