標的68 ページ28
バイシャナとの戦闘を終えた笹川の代わりにラルを背負った山本は獄寺たちとはぐれてしまった
基地の部屋が移動したせいで手持ちのマップも役に立たず、入江に誘導されるようにして辿り着いた先は
山(殺気……)
貴(十)「待ってたよ、山本武。」
山「A…！！」
幻騎士とAのいる部屋だった
そこで何かに気付いた山本が静かに問う
山「あんた、霧のマーレリングの幻騎士だろ？」
驚いた顔の幻騎士に確信を得た山本
一度離れた場所にラルを降ろすと再び幻騎士と相対する
部屋には一面、水が張られていた
幻「なぜ俺を知る。」
山「スクアーロのDVDで見たんだ。あんた、''剣帝への道''100番勝負100番目の相手だったな。」
スクアーロと接点があったことに目をみはるが、同じボンゴレ
なにも不思議ではない
幻「ああ、そうだ。そして奴にはわざと負けてみせた…ミルフィオーレ結成のためにな。」
山「！？…わざと負けた？あ、もしかして負け惜しみ？」
なおも明るい山本に対し、幻騎士は何も言わなかった
その様子にそれが嘘ではないと悟る
幻「貴様に２つ、ハンデをやろう。」
ひとつは地の利、雨属性に有利な水のフィールド
もうひとつは、幻騎士が素手で戦うということ
どんな言葉を並べられたところで格下と舐められているのは一目瞭然
山「…まあ、2対1じゃ分が悪いしな。けど、甘くみると後悔するぜ。」
すらりと刀袋から時雨金時を取り出すが、Aから出た言葉は意外なものだった
貴(十)「お前の相手は幻騎士だけだ、それで十分だろ。」
Aは部屋の両脇に設置された太いパイプに寄りかかりながら傍観決め込むようだ
山「…ホントに敵になっちまったみてーだな。」
まだどこかでAを信じていたのだろう
しかしAはその瞳に山本を映すことすらしない
顔を歪めつつ、時雨金時を構える
幻「来い。」
直後、幻騎士から放たれた殺気は凄まじいものだった
全身を貫かれるような鋭さは、まさしく本物
山「やっべぇ…」
幻「竦んだか。」
山「いんや…ぞくぞくしてきちまった。」
これが生まれながらのヒットマンといわれるだけある男の感覚か
強敵を前にしてもその闘志が萎えることはない
山「いやでも剣を抜かせてやるぜって方向で。」
幻「すべての御託は無駄となる。」
山「そいつは闘ってみてからだ！」
幻騎士VS山本武
剣士の闘いが始まった
ラッキーカラー
あずきいろ
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羅琉迦(プロフ) - 小鳥さん» はじめまして！応援ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます！ (2016年4月4日 17時) (
レス) id: e77445351c (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 初めまして！ver1から読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2016年4月3日 21時) (レス) id: bd814a00d8 (このIDを非表示/違反報告)
羅琉迦(プロフ) - アリス･ネーヴェさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2016年3月26日 23時) (レス) id: 9033d5fd14 (このIDを非表示/違反報告)
アリス･ネーヴェ(プロフ) - 面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 22時) (レス) id: cb5300e9da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅琉迦 | 作成日時：2016年3月7日 5時
