標的64 ページ24
メローネ基地
ジンジャー・ブレッドとの戦闘後、負傷したラルの代わりに囮役を引き受けたツナは地下10階の用水路へと向かった
ツナと分かれた獄寺、山本、笹川、ラル
ラルは気を失ってしまい、今は笹川の背で眠っている
狭いダクトのなかを山本を先頭に匍匐前進で進んでいる最中
ようやく出口まで辿り着きダクトのふたを開けようとしたときだった
山本が開けるよりも早く誰かがふたを開ける
ここで敵に出くわしてしまえば文字どおり袋のネズミだ
しかし、目の前にいたのは敵ではなかった
貴(十)「…あ、見つけた。」
山「あ…A、か…焦ったぜ；」
安堵の息を吐く山本にダクトから出るように促す
山本に続き獄寺、ラルを運ぶ笹川が這い出てきた
貴(十)「時間的にこのあたりかと思って来てみたけど、まさかこんな早く合流できるとはな。」
獄「なんで俺らより後にきたテメーが先にいるんだよ。」
貴(十)「侵入ルートは他にもあるからな、幸いここに来てからまだ戦闘もない。」
ふと、笹川に背負われたラルを見やる
貴(十)「ジャンニーニから分かる範囲での話を聞いていたが、やはりラルはおしゃぶりの力を使ったのか。」
山「おしゃぶりのこと、知ってたのか…」
リボーンからアルコバレーノの話を聞いていた山本が驚いたように尋ねるとAは静かに頷き、それ以上はなにも言わなかった
貴(十)「…展示室はこの先だ、行くぞ。」
Aの案内で通路を進むとすぐ目的地に到着したが、部屋のなかに人の気配がある
入り口の両脇に待ち構えて相手の出方を伺うがどうやらこちらの存在に気付いているようだ
意を決して部屋に突入すると、ブラックスペルの隊員が倒れていた
笹(十)「この刺青は…鬼熊使い、ニゲラ・ベアバンクル…」
貴(十)「熊の匣兵器を扱う猛者と聞いていたが、これはどういうわけだ。」
そのとき、頭上から声が聞こえてきた
声の主はインドを彷彿とさせる装いで空飛ぶ絨毯に乗り宙に浮いていた
この男こそ六弔花のひとり________バイシャナ
突如として現れた敵に状況把握をするだけで精一杯の山本たち
それに追い打ちをかけるように部屋の片隅、壁の向こう側から不気味な音がする
まるで、なにかを食べているような________
次の瞬間、壁の隙間からニゲラの匣兵器の熊の腕が落下してきた
獄「なんか出てくるぞ！」
獄寺の言葉のあと、壁を破り姿を見せたのは匣兵器の大蛇だった
バ「我、汝らの血と肉を所望す。」
ラッキーカラー
あずきいろ
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羅琉迦(プロフ) - 小鳥さん» はじめまして！応援ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます！ (2016年4月4日 17時) (
レス) id: e77445351c (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 初めまして！ver1から読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2016年4月3日 21時) (レス) id: bd814a00d8 (このIDを非表示/違反報告)
羅琉迦(プロフ) - アリス･ネーヴェさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2016年3月26日 23時) (レス) id: 9033d5fd14 (このIDを非表示/違反報告)
アリス･ネーヴェ(プロフ) - 面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 22時) (レス) id: cb5300e9da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅琉迦 | 作成日時：2016年3月7日 5時
