標的53 ページ13
貴(十)「だから、雲雀の方が…」
昼食をすませて午後のひとときを満喫していた頃
再びリボーンにツナの特訓を任された
リ「同じ相手が続くと攻撃パターンが決まってくるだろ？たまには違う相手で特訓したほうがツナのためにもなるんだ。」
ラル「そのためにも、午後はお前に武器を使ってもらう。」
ツ「Aの武器ってたしか…あのハルバードとかいうやつだったけど…；」
貴(十)「なくしたからな…今はこれ使ってる。」
そう言って取り出したのは雲雀と同じ武器
真っ黒なトンファー
貴(十)「なんか色々出てきたりするけど、いまいち使い方が分からない…」
困ったように右手を軽く揺すってみるとトンファーの下先端部から玉鎖が出てきた
他にもどこかを押すと隠し爪が出てくるらしい
(どこを押すのかは分からない)
リ「そりゃ雲雀と同じ仕込みトンファーだな。使い方を教わらなかったのか？」
貴(十)「教えてもらったけどなんかこう、使いづらいっていうか。」
リ「要するにそういう武器は向いてねぇんだな。」
貴(十)「自分でもそう思う。」
ツ(そんな武器で戦えんの…；)
不安は拭えないまま午後の特訓が始まった
しかし口では色々言っていたものの、いざ戦ってみると扱い慣れているようだ
雲雀ほどではないがうまく攻防がなされている
ツ(ここまで戦えるのか…！)
リ「相手にとって不足なしだな。」
Aの一撃を避け体を反らしたツナに再びもう一方が襲いかかる
避けきれないツナに直撃する
かと思われた
しかしトンファーがツナに向かう最中、先程の鎖が発動し鉛部分が________
Aの顔面に直撃した
ツ「な…、っ！？」
ラル「なにをしているんだあいつは！？」
Aはあまりの痛さに声も出ず、顔を押さえながら蹲る
貴(十)「…〜〜〜っ、！！」
雲(十)「ひどい有様だね、A。」
ツ「ひ、雲雀さん！？」
リ「見にきたのか。」
雲(十)「やあ、赤ん坊。Aが沢田綱吉に修行をつけると聞いてね、様子を見にきたんだ。」
雲雀は壁に寄りかかりながら、いまだに蹲るAを見つめる
リ「あの武器はお前がやったのか？」
雲(十)「ああ、そうだよ。僕が何度も使い方を教えてあげたのに、まったく使いこなせていないね。」
貴(十)「だから普通のトンファーがいいって言ったのに…痛い。」
雲(十)「帰ったら僕がつきっきりで稽古をつけてあげるよ。」
雲雀の妖しい笑みに是非ともご遠慮したいと願った
ラッキーカラー
あずきいろ
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羅琉迦(プロフ) - 小鳥さん» はじめまして！応援ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます！ (2016年4月4日 17時) (
レス) id: e77445351c (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 初めまして！ver1から読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2016年4月3日 21時) (レス) id: bd814a00d8 (このIDを非表示/違反報告)
羅琉迦(プロフ) - アリス･ネーヴェさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2016年3月26日 23時) (レス) id: 9033d5fd14 (このIDを非表示/違反報告)
アリス･ネーヴェ(プロフ) - 面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2016年3月25日 22時) (レス) id: cb5300e9da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅琉迦 | 作成日時：2016年3月7日 5時
