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私「いっ……。お、お願いだからもう…やめて



、晋助っ!」



晋助はくちづけてくる度に、私の唇を噛む。







「うるせぇよ、A……。いつから、俺に



普通に話していいようになったんだ…?



まあ、たいした度胸じゃねーか…。」



そういって、晋助はまたくちづけてくる。









晋助は、事はしない。








そう、決めているのか……。









「おい、俺とのキスの間に他の事を考える


たぁ、随分余裕だなぁ。もっと、激しいのが


お好みか……?」




そう言って、私を押し倒し、耳を舐めてくる。






私「あっ……、いや、やめてよ……!」







私は、生まれつきの体質で、耳が他の人より


異常に敏感だ。


その事を知っているのは、晋助とーーだけで。




晋助は、わざとやっている。






私「私が耳弱いの知ってて……や、やだっ!」









何かを探るようになめていた晋助が、




嬉しそうな顔をした。




そして、じんわりと熱を帯びてきた私の



顔をみながら、その部分を執拗に攻める。





その部分は触られるだけですうっとする



ような、身体全身を探られるような感覚に



なるのに、舐められるなんて事をされては




私の身が持たない。









狭い無機質な部屋全体に私の声が響き渡った。









そして、それを聞いていたものが1人。





「明日は俺の番だね……♪



覚悟しときなヨ、A……。」

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作者名:花時雨 | 作成日時:2015年8月24日 0時

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