【銀魂短編】高杉晋助と幽霊少女【高杉晋助】 (ページ6)

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五話ページ6

貴方side

『パチッ...』

__目を開けると、見慣れた自分の部屋の天井が映っていた。

なんで…？死んだはずなのに…。

キョロキョロと辺りを見回すと、冷え切った自分が居た。

貴「…？」

ぴと...。自分(遺体)の手首にふれ、脈をはかる。

その青白い顔色からも分かるであろうが、脈が無かった。

貴「うわぁ、酷い顔。」

自分の顔は、至極苦しそうに歪んでいた。

そのまま立ち上がり、倒れ込んでいたベッドからジャンプする。

貴「おわっ、浮いてる…すごい...！」

そのままふよふよとさまよい、等身大程度の大きさの、

鏡の前に立つ。

貴「ぇ。いない...？」

確かに鏡の前に立っているのに、自分がいない。

貴「んー。やっぱり幽霊だからかなぁ？」

身をもって幽霊だと気付かされる私。

んー。このままいてもしょうがないしなぁ...。

高杉さんやまた子ちゃんのところに行こう！！

＊

貴「お邪魔しまーす((小声」

まずは一番奥の、高杉さんの部屋に入ってみる。

高「すーっ…すーっ…」

いくら高杉さんでも午前三時となれば寝てるかぁ。

それにしても綺麗だな...まつ毛長いし...なんか鎖骨とか色気やばいし...。

ん。眠い...幽霊でも生理現象は残ってるんだぁ。

__私はいつの間にか、高杉さんの隣でねてしまったようだ。