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四話 ページ5

貴方side


明日から...

一生自宅謹慎か...。



あと二年で、成人式だったのにな…。




今の学校のみんなが、成人して、就職しても

私はずっと家に居て、

お父様が少しずつお老けになられても

私はずっと家にいる。


考えたくもない私の未来図を想像し、恐怖に身を包まれる。


『じわり...』


目頭が熱くなる。

私の目から、透明の粒がぽたぽたと垂れ、

シーツにシミを作る。



















これが深夜テンションという奴だろうか。

私は今、

その場のノリで人生を終わらせようとしている。




一生自宅謹慎なんて嫌。


死ぬ。という事しか思いつかなかった私は、

狂っているだろうか。



まぁいい。




白いシーツを手繰り寄せ、椅子によじ登り


電球にシーツを結びつける。





貴「さよなら、私。





さよなら、みんな。」






シーツを手に掛け、首に巻き付ける。



『ガッッ』


椅子を倒し全体重が首に集中する。







っくるし...っ!








嗚呼、私がもしも自由だったなら。
友達と一緒に買い物したり、普通に暮らしてみたかったな____







だんだん遠のく意識の中、私はそんな事を強く願っていた。

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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 幽霊少女   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:レモン煮オレ | 作成日時:2016年4月29日 23時

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