三話 ページ4
貴方side
『パシッ』
貴「…っっ!」
痛々しい音が部屋に響く。
父「こんな時間までどこに行っていたんだ!!!
またあのテロリスト集団の船だな!?」
貴「っ!そんな呼び方しないでください!!
あの方たちはそんなに野蛮ではないです!!!」
父「…取り乱してしまったな…。A。
Aは明日から、自宅謹慎だ。いつなんどきでも、
外出してはならん。」
貴「そんな...っ!お父様!!お待ちください!!お父様!」
.
.
*
貴「…よいしょっ…!いきなりそんなこと言われて...
はいそうですかと受け入れられる…ものですかっと!...」
家の裏口から出て、山をフリーランニングで
駆け下りようと足を掛けた時だった。
父「どこに行くんだ。」
貴「!?お、ぉおと、お父様!?」
お父様に見つかってしまった。
どうしよう、もう一生出して貰えないかもしれない...!
お父様ならやりかねない...!!
貴「私に...自由をください!!!」
はっきり言ってみよう...!!
父「…。それは、なんの自由だ?
外出の自由か?
交友関係の自由か?
それとも...。
恋愛の、自由か?」
貴「…っ!それは…!」
父「A。今日はもう寝なさい」
貴「…はい…」
見事に言いくるめられた。
屈辱で顔が歪む。
*
家に入り、ダイニングの前を通った時。
?「__〜〜〜〜〜〜〜〜」
?「__〜〜」
何かを話している...?
さらに近づき、ドアに耳を付ける。
貴「!」
この声...お父様...!
父「家の警備を固めろ。Aに注意しろ。
Aは明日から生涯自宅謹慎にさせる。外に出そうだったら
止めるんだ。」
召「「承知しました。」」
そんな...!
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作者名:レモン煮オレ | 作成日時:2016年4月29日 23時