十四話 ページ15
貴方side
貴「武市さーーーん!!」
武「はい。おや、Aさんでしたか。」
武市さんは、晋助の変声期や、鬼兵隊の作戦係だ。
きっと、一緒に解決策を考えてくれるだろう。
貴「えっと、相談があって来ました…」
武「そうですか。では何でも聞いて下さい。」
貴「あっ!それと…今日からここに住まわして貰えないでしょうか?」
武「?いいですけど…」
私はこの一連の怪奇現象(?)を、通常と比べて話した。
武市さんは、
最後まで親身になって話を聞いてくれた。
もう、私を信じてくれなかった晋助の事なんか、知らないもん!
*
武「…無視されたは余り詳しい事を言えませんが、仲が良かったのに
名前を忘れたり、姿が見えないのは可笑しいですね…」
貴「でしょう!?なのに晋助はっ、全然信じてッッ、くれ…なくって!
怖、、くてっ…ひぐッ…寂し……っ…かったん...ズズッ…ですッッ
…ぅ…あ、ぅゎぁぁん!…ぅぇぇええっ!……」
私は、武市さんに認識されているという安心感と
どんどん薄くなっていく存在感への恐怖で、
ほとんど丸一日泣いて過ごした。
高杉side
『チラッ』
Aが帰ってこねぇ…。
現在の時刻は午後10時。こんな時間までどこうろついてんだ。
まぁ、十中八九あいつが帰って来ないのは俺のせいなんだろうが。
確かAが向ったのは武市の部屋か。
____ズキッ
高「…!?」
何だ、この胸が締め付けられる感じは…!
それになんだか、心?が、モヤモヤする...。
体調が悪りィのか?取り敢えず寝とくか。
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作者名:レモン煮オレ | 作成日時:2016年4月29日 23時